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2007年8月

2007年8月30日 (木)

就労ビザ

待ちに待った就労ビザの許可が下りました!!海外で仕事をするために必須なこのビザ、転勤ならば通常は会社が全て手続きをしてくれます。また個人の場合でも専門の代行業者に依頼すれば申請してくれるようですが、少々値が張るのです…。そこで今回は個人での申請にチャレンジ!6月末、全くの手探り状態からのスタートです。まずはインターネットで情報を得ようと必死に探したのですが、「調律師」はちょっとマニアックな職種なのか、参考になる情報は得られず…。申請の窓口はカナダ大使館なので、直接問い合わせることに。

外国で働くためには通常、まずは受け入れ先を確保しなければならないとのこと。この受け入れ先も自国内では適任者がいない、ということを証明した上で国外へ向けて募集するという手順を踏まなければならないらしく、なかなかややこしい…。でも例外もあって、私のように夫がその国で働いている場合、特定の受け入れ先がなくても許可が下りる可能性があるとのことです。

何度にも渡る大使館とのメールのやり取りでようやく情報を得ることができた必要書類を持って、直接大使館のある赤坂に足を運んだのが7月末。数週間後、大使館から1通の手紙が!期待を胸に開けてみると…そこには英語で何やら足りない書類があると書いてあります。が、「Family register」が、「戸籍謄本」だということが分かるのに数日…。そこから戸籍謄本を取り寄せ、「copy of Family register」と書いてあるので、取り寄せた謄本を白黒コピーして送った数日後…「取り寄せた戸籍謄本自体が原本のコピーなので、そのものを送ってください」と大使館から連絡が。

そんな紆余曲折を経て、ようやく今日手にすることができた就労ビザ。これでカナダでも大好きなピアノと共に居られそうです。あとの問題は私の語学力だけ…

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2007年8月27日 (月)

いせ辰

海外の方に何か日本らしいお土産を…和雑貨といえば「鳩居堂」(京都が本店ですが、東京では銀座三越の交差点斜め前や、最近は百貨店にも入っています)にもよく行きますが、今回は散歩がてら千代田線、千駄木駅から徒歩5分の、谷中にある「いせ辰」という和雑貨のお店に行って参りました。店内は5人も入ったらいっぱいの、こじんまりした感じ。そこに所狭しと千代紙や手ぬぐい、紙細工の玩具などが並んでいます。波の模様や雲の模様など江戸古典模様を版画のような手法で刷った千代紙がかわいらしく、A4くらいの大きさなのでそのまま額に入れて飾ってもいいかな。。。と、お土産を兼ねて自分の分も買ってきました。

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Photo_11 その後付近を散策していると、絵に描いたようなおせんべいやさんが。。。「菊見せんべい総本店」というおせんべい専門店で、軒先につるされた風鈴がまた風情を増します。

そのほかにも気になるお店がちらほらと。ちょっと横道を入ると面白そうな喫茶店(カフェではなく!)があったり、何を売っているのか謎なお店があったり。近場でもまだまだ面白い土地はたくさんありそうです。谷中。不思議な魅力がある場所です。

Photo_10 ちなみにこれは我が家の醤油差し。鳩居堂で一目惚れをした、元は書道で使う水差し(水滴)です。醤油を補充するにも穴が小さすぎてわざわざスポイトで入れなければならないし、ちょぼちょぼしか出ないので使い辛くて不評なのですが、このとぼけた形が気に入っているので、めげずに愛用しています。

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2007年8月26日 (日)

焼きまんじゅう、群馬。

カナダ出発が9/22に決まり、しばしお別れの挨拶をしに親戚の住む群馬県伊勢崎市へ行って参りました。ここの名物は「焼きまんじゅう」。素まんじゅうに味噌だれをつけながら炭火で焼いたものなのですが、シンプルながらとても素朴な美味しさです。たまにお祭りの屋台で見かけることもありますが、パサパサ…焼きが命の焼きまんじゅう。帰省したら毎回必ず行くのが「大甘堂」で、寡黙な職人肌の店主さんが営むお店。写真撮影の許可を得ようと恐る恐る話しかけてみたら、無口ながらも「今、ベストショット」と、タイミングを教えて下さいました。100年の歴史を誇るここの焼きまんじゅうは最高です!

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群馬は父の実家なのですが、大正生まれの祖父祖母共に健在で、祖母は本当に元気!休むことなく家事をしたり、編み物をしたり、ダンスを習いに行ったり。。。特に料理は好きなようで、今回は自家菜園で採れたナスを使って「からし風味簡単お漬物」を教えてくれましたが、ご飯のおかずはもちろんのこと、手打ちうどん、手打ちラーメンなど、いろいろな物を作ってくれます。そしてお正月に帰ると必ずやるのが「餅つき」!もち米を蒸すところから始まり、最後はつきたてのお餅と大根おろしでからみ餅!途中蒸したてのもち米でつくるおにぎりに、お醤油をちょっとかけて食べるのも楽しみのひとつです。Photo_2 Photo_3

毎回何気なく過ごしていた祖母との時間に、変わらないことの偉大さを改めて感じた1日でした。

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2007年8月19日 (日)

お盆、岡山!

今夏の暑さは特別ですね。クーラーが苦手なので毎年あまり使わないのですが、今年は朝から晩までつけっ放しです。

さて、お盆の帰省。すでに夫はカナダに行ってしまっているため、今回は夫の実家へ一人での帰省です。実家は大阪なのですが、皆で岡山に旅行しているとのことなので、そこへ合流するため新幹線ひかりに乗ること約4時間。兵庫県の相生駅に到着です。迎えに来てもらった車に乗ること更に30分、皆が泊まっているのは、兵庫県赤穂市と岡山県備前市にまたがる山の中。携帯の電波も通じません。テレビもないので、皆で話をしたり、本を読んだり、散歩をしたり、皆それぞれ好きなことをして過ごします。

今回とっても感動したこと。なんと、天の川が見えたのです!山の中なので、周りは真っ暗。夜、星を見るために屋根の上に上って見ると、もう落ちてきそうなくらいにたくさんの星、星、星!寝転んで空を見ているとだんだん目が慣れてきて、更にたくさんの星が見えるようになります。すると、何やらもやもやした帯状の白いものが…雲かと思ったらそれが天の川とのこと。「天の川」とはまさにその名のとおりです。夜空を見上げること15分、その間に流れ星が4つも見えました。都心近くで暮らしていると星を見ること自体を諦めてしまっているところがあって、じっくり夜空を見ることなんてまずないので、そんな時間が持てることに感謝です。1 2

さてさて、旅の楽しみは食べること!車で1時間ほどの所に「日生」という漁港があるのでそこで新鮮な魚を、また近くの産地直売の野菜を買ってきて自炊したり、おいしいお店を探して外で食べたり。

今回は大阪の母の味、お好み焼きを教わってきました。大阪のお好み焼きは小麦粉のタネが少なくて、表面はパリッと、中はふんわりです。焼くときに納豆をトッピング。関東人でも、エッ…と思いますが、焼いてみると納豆がトロッ。意外な美味しさ発見です。窯元さんから直接買った、備前焼のお皿で頂いたら味も格別!

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2泊3日だったので、あっという間でしたがいろいろな発見があり、とても楽しい時間を過ごせました。ピアノがあったら1ヶ月でも山篭りできそうです♪

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2007年8月 9日 (木)

完成!!

ついに梅干が出来上がりました!仕事で日中留守にすることが多かったため、心配で外に干せない時もあり室内の陽のあたる場所に干すなどしていたので、ちょっと時間がかかってしまいましたが、ようやく完成です。

さて、そのお味は・・・

大成功です♪♪去年ほどしょっぱくなく、香りも上々♪ちょっと奮発して南高梅にしたかいがありました。去年は湿気たカリカリ梅?というような歯触りでしたが、今年のは何といっても身が柔らかくてジューシー!「これ、売れるのでは?!」と、本気で思うくらいに色・艶・形、全て良です!いつも「梅干って高いな~」って思っていたけれど、作ってみて納得。梅の皮が破けないように干すなど、美しく作ろうと思うと確かに手がかかります。

塩分12%、15%の違いはというと、やはり若干ですがしょっぱさが違います。私は12%の方が味は好きです。が、15%の方が身がより柔らか。12%と15%の梅は同じ南高梅なのですが、それぞれ別の場所で買ったからでしょうか?それとも15%のを漬けるとき、塩と間違えてスプーン印の砂糖で漬けてしまったのが良かったのでしょうか(本気で漬けてしまったのです。漬け終わった後に何気なく手についた塩を舐めてみたら甘い!?…すぐに漬け直しました・・・)

すぐに食べてもいいようですが、食べごろは数年寝かせてからだそうで、味がまろやかになるとのこと。味の変化も楽しみです。

来年もまた違った条件でチャレンジしてみます♪・・・カナダに生の梅って売ってるのな?

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2007年8月 7日 (火)

日曜日の過ごし方

お休みの日、誰かと一緒に過ごすのもいいけれど、私は一人で過ごす時間も好きなので、この間の日曜日、「今日は好きなことで埋め尽くそう!」と思い立ち、一人ふらふら出かけてきました。

まずは電車の中吊りで見て気になっていた「金刀比羅宮書院の美」へ。私の好きな円山応挙という日本画家の襖絵の展示が上野公園はずれの芸大美術館であるとのこと。美術のことはよくわからないのですが、応挙はちょっと前から好きなのです。

夏休みのせいか、上野公園は家族連れで大賑わい。炎天下、公園内をくぐりぬけ歩くこと10分。もう少しで到着…と、その手前に何やら趣のある建物が。。。どうやらそれは「奏楽堂」という、現芸大音楽部の前身である「東京音楽学校」の旧校舎であるらしく、そこで学生さんによるチェンバロのコンサートが20分後に始まるよう。チェンバロとはピアノの前身の楽器の1つで、弦をはじいて音を出す仕組みになっている鍵盤楽器です(ピアノはハンマーで弦を叩いて音を出します)。楽器につられ、ちょっと寄り道することに。

建物の1階は日本の音楽教育の歴史資料展示室になっており、当時使われていた「ブリュートナー(BLUTHNER)」というドイツ製のピアノも展示されていました。そして2階がホールになっていたのですが、「和の西洋」の雰囲気でこじんまりしたかわいいホールでした。小さいながらパイプオルガンもありました。

そこで聴く生のチェンバロの音は、非日常のとてもよい時間を作ってくれました。毎週日曜、チェンバロとパイプオルガンのコンサートを交互にやっているようなので、ご興味のある方は是非!ちなみに入館料300円と、なんともかわいらしい値段です。

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チェンバロの音にボーっとしつつも、目的の美術館へ。

応挙も、チェンバロで弾かれていた曲を書いたバッハも1700年前後のほぼ同じ時代を生きていて、その作品が今こうして残っていること、そしてその時代に表現した「美」が今も色褪せていないことに感動しつつ、お腹が空いたので、お気に入りのケーキ屋さんに行くことに♪

そのケーキ屋さんは江東区の深川不動尊の参道(っていうのかな?)にあります。母体は銀座のフレンチレストランらしいのですが、「サロン・ド・ペリニョン」という、生菓子も焼菓子もおいしいお店です。ピスタチオとアプリコットのパウンドケーキが大好きなのですが、その日は売っていなかったのが残念!

その後、不動尊の周りを散歩して、近くのお気に入りの陶器屋さんをのぞき、ふらふらしながら帰宅いたしました。

たまには時間を気にせず、予定をあまり決めずに出かけるのも楽しいものです♪

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2007年8月 4日 (土)

梅雨明け!!

ようやく長かった梅雨が明けました。今か今かと待ちわびたそのわけは…

そう、梅干です♪去年から始めた梅干作り。今年は2回目の挑戦ということで去年の教訓を生かし、ちょっと減塩。前回のものは身がよじれるほどしょっぱかったのです。。。

今回は含塩率と消毒用のアルコールを変えて2種類、

●塩分12%+ウォッカ

●塩分15%+芋焼酎

で、計4kg作ってみました。…ウォッカなのは梅酒作りの残りで(梅酒も毎年作るのですが、ホワイトリカーの変わりにウォッカを使うのです)、芋焼酎なのは…好きだからです。。

梅干作りのおおざっぱな流れは1、梅干を塩漬けする→2、赤紫蘇を追加→3、天日干し

なのですが、今日は3の天日干しスタートの日。通常梅雨明けの晴天が続く日に3日間、天日干しするそうなのです。3日間どうか無事晴れますように。

さて、1日終わってみた今の様子ですが、と ってもジューシーでやわらか♪去年より美味しそうです

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