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2007年10月16日 (火)

古筝

古筝(グーチャン)をご存知ですか?古筝とは21本の弦を持つ中国のお琴で、その歴史は2200年前まで遡るとか。坂本龍一の「ラストエンペラー」で使われていることでも有名です。(詳しくはhttp://homepage3.nifty.com/jiang/kosou/kosou.htm)
先週末、フルート奏者の友人に連れられ、この古筝を弾く中国の女性が我が家に遊びに来てくれました。
Photo 早速フルートと古筝と日本の筝でのセッションが始まりました。(ピアノがないので私は見ているだけ…)
「今日は爪を忘れた」と彼女は言っていましたが、通常は日本の筝と同じように親指、人差し指、中指に爪を付けて演奏するようですが、その奏法は独特なものがあり、日本の筝の演奏は主に右手を使い、左手はどちらかと言うと補助的な役割を果たすことが多いのに対して、中国の古筝は両手をまるでピアノのように駆使して演奏するよう(もちろん曲によって違いがあるとは思いますので、あくまで私の印象ですが…)。またビブラートのかけ方も違い、古筝はとても小刻みに多くかけるのであの中国音楽独特の雰囲気が出てきます。
彼女が持ってきた古筝は日本の筝の半分くらいの大きさでしたが、もっと大きいものもあるそう。ただ、彼女曰く、音が大きくて音色もジャカジャカするので、専ら持ち運びも楽な小さい方を愛用しているそうです。色々と相違点があるのですが、おもしろかったのは楽譜のこと。
Photo_2 Photo_3





左が古筝、右が日本の筝の楽譜です。もともと日本の筝は口述によって楽曲が伝承されてきた歴史を持っているため、こうして楽譜になったのは比較的新しいことなのですが、中国のこの楽譜も最近の形なのだそうです。双方とも数字によって表記されていますが、決定的に違うのがその基準。
日本の漢数字がは弦の番号(13本ある弦を奥から一、二、三…十、斗、為、巾と呼びます)を表しているのに対して、中国の数字は音の高さ(ド=1、レ=2、ミ=3…)を表しているそう。なんとも機能的!
夕ご飯を挟み(皆で日本食レストランに行ったのですが、面白いメニューがたくさんなのでまたの機会に書きますね)、日、中、加交流をさらに深めます。彼女は日本の曲をいくつも知っていて、さくらに始まり、日本の筝の古典曲、そして「白樺~、あおぞ~ら…」(さっき調べたら「北国の春」と言うんですね…)など日本人の私でもよく知らない曲を弾いてくれました。「中国の曲で何か知ってる曲は?」と、彼女に聞かれて「?!」…私も夫も1曲も知らなかったのです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。次回会うときに「茉莉花(ジャスミンフラワー)」という中国の有名な曲を習うことにしました。カナダ人の友人はあまり好きじゃないと言いながらも、笑いながら日本の演歌風な曲を即興でハミングします。
我が家での小さな文化交流。楽しくも考えさせられる、貴重な体験をした1日でした。

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