領事館のピアノ
先週の木曜日、領事官邸にあるピアノの調律依頼を頂きました。
譜面台と上前板に美しい花の装飾が施された木目のピアノは、8年前にヤマハがピアノ製作100周年を記念して作った限定モデル。自動演奏機能付きです。
この日は夜にパーティーがあり、ピアノを使うとのことで、そのための調律。暖房のために少し下がり気味のピアノを調律、調整していると、演奏者の方々が到着されました。アシュリー・イングラムさん(Ashley Ingram)をご存知ですか?イギリス出身の音楽プロデューサーで、イギリスの女性シンガー”Des'ree”の「You gotta be」を始めマライア・キャリー、日本でもCharaやCrystal Kayなどに楽曲提供をしている方です。彼はトロントで英会話と音楽を教えるプライベートスクールを経営されており、この日の演奏者は彼と彼の生徒さんたちによる歌でした。実はアシュリーさんに会うのは2度目。トロントに来てから別のイベントで一度お会いしたことがあったのですが、調律師としてお会いするのは初めてです。再会のご挨拶をした後、「不協和音が好きなんだ」と、アシュリーさんは椅子に座って低音から高音までゆっくりと音のチェックをされていました。ちょっと緊張しながら様子を伺っていると、「Lovely!」とのお言葉。調律を気に入っていただいたようで、ほっと一息。
領事館主催のこのパーティー、在トロント日本人を招待しての日本人コミュニティ強化を図る催しのようで、この日はピアニストやダンサー、写真家など音楽や芸術関係の方々が主に招待されていたよう。私も”調律師”としてご招待頂き、調律後そのままパーティーに出席させて頂いたのでした。出席者の方々と音楽のお話をしつつ、自分の勉強不足を感じながらも、日本ではなかなか体験できない貴重な機会を楽しませて頂いた1日でした。
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