Algonquin~アルゴンキン~
Midland滞在2日目は少し足を伸ばしてアルゴンキン州立公園へ。7725K㎡の広大な敷地を誇るこの州立公園は森林地帯であると共に大小の湖が網目のように広がる湖沼地帯でもあり、公園内にはムースやオジロジカなどの動物が生息しているそう。星野道夫さんの写真を見て以来(星野さんについてはコチラ→http://www.michio-hoshino.com/index.html )ムースを実際に一目見てみたくて、アルゴンキンには予てから行ってみたかったのです。
アルゴンキンに向かうまでの道のりは雨が降ったり晴れ間がのぞいたり、変わりやすい山のお天気。私のナビが悪く途中道を間違えてしまい2時間ちょっとで到着です。ちなみにトロントでもカーナビはありますが、車に固定するものではなくGPS機能の付いた持ち運びできるものが主流だそう。日本のように道が複雑ではないせいか付けていない車も多く、我が家も付けていません。
先ずはインフォメーションセンターで情報を入手。広大な公園内ではトレッキングを始め、釣りやカヌーに乗ることもできます。また日帰りのコースから、キャンプをしながら数日間かけて回るコースもあり楽しみ方も様々。公園内にはホテルもあります。
到着したのは15時頃。ムースが見られて日帰りで歩けるコースを係りのお姉さんに聞き、「Mizzy Lake Trail」という8km程のトレイルを選択し、トレッキングスタート。
雨降りの後のせいで山道にはところどころ水溜りが。トレイルは歩けるようには整備されていますが自然を生かしてあり、泥に足を取られつつも景色の美しさにうっとり。
南端からスタートし北に向かって縦長に楕円形のこのコース、お姉さんの話では3時間程とのこと。途中南に向かってターンして戻るはずなのに2時間歩いても道は北に向かって一直線。
沼では蓮の花が満開。そして野生のブルーベリーを発見。そういえば泊まっているB&B(Bed&Breakfast)のおじさんが今はブルーベリー狩りの季節だと言っていたことを思い出しながらも西に傾く太陽に不安を覚えます。
と、ようやく南に向かってターンをし始めたのが歩き始めて2時間半。日没までに歩き終えることができるのか…次第に無口になります。
写真を撮る余裕もなくなり、登り坂が多く前半よりも険しくなった山道をひたすら歩き、歩き、歩き続けます。体力も衰え始め、判断力も鈍くなり、水溜りに何度もはまり足は泥だらけ…。自然の中にいる自分の小ささを再確認します。
と、そこにかすかに車のエンジン音が!「助かった…」まるで遭難したかのような気分で、エンジン音の聞こえる方向に足を速めます。
結局4時間ちょっとかかって走(歩?)破し、やり遂げた満足感でいっぱいに。
運動の後はディナー。アルゴンキンに行ったらここに行け、と地元の人が言うレストラン「3 Guys & A Stove」。実はこのレストラン、先日行ったBlue Moutainの中にも2店舗目ができたので、そこのには行ったことがあるのですが再び。スイートポテトとパンプキンのスープが美味です。メインはステーキとシュリンプのパスタ添えをオーダーしたのですが、すごい迫力…3日分のカロリーが取れてしまいそうなこってり具合を満喫。
久々に4時間も歩き筋肉痛になりそうな予感を抱きながらも、偉大な自然の中で過ごした時間が心地よく、今度は泊りがけでカヌー体験をしに来ようと夫と約束。ムースにも次回は会えたらいいな。
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