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2008年8月20日 (水)

南高梅

「師と仰げ!」と夫が持ってきた8月16日の日経新聞のとある記事。読んで見ると梅干日本一の生産量を誇る和歌山県みなべ町で、完全無農薬有機栽培により南高梅を育てる「三尾農園」という梅農家のお話。梅干ももちろん無添加、高知・室戸岬の海洋深層水の天然塩で漬けるそう。
「南高梅」。名前は有名で「香りの良い立派な梅」という知識しかありませんでしたが、品種改良をされて作られたその誕生は昭和38年と意外と新しく、名称登録が許可されたのが昭和40年だそう。
名前の由来は、南高梅完成までの地道な調査研究に協力した南部(みなべ)高校園芸科の生徒の功労を称え南部高校の「南」の字を、そして南高梅の原木となる「高田梅」を育てた高田貞楠(たかださだぐす)の「高」をとりその名前が決まったそう。なるほど。

その他、昔から良くないと言われている「梅干しとうなぎの食べ合わせ」の実証や、梅にまつわる面白い雑学が載っているみなべ町梅農家の方のHPを見つけたので興味のある方はコチラ→
http://www.minabe.net/gaku/kurashi/unagi.html

ちなみに最近人気の減塩やはちみつ風味の梅干。梅農家の方が通常の塩分で漬けた梅干を加工業者が買い取り、塩抜きをした後、調味液に漬けて仕上げるのが主流なのだそう。塩抜きの時に梅干の命、「クエン酸」も一緒に抜けてしまうため、物足りなくなった味を補うため人工のうまみ調味料などを使っている業者も少なくないとのこと。
せっかく梅農家の方が手間ひまかけて作った梅干をそんな風にしていたなんて。梅干に親近感を覚える私にはちょっとショック。まあはちみつ味も美味しいんですけれど。。。

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