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2008年12月28日 (日)

クリスマスパーティー

夫の知人にお招きを頂き行ってきました、クリスマスパーティー!以前もお邪魔したことのある、前回カニ料理をご馳走になったHarryのお宅です。
今回は私のお願いを聞いてもらい、ターキーの作り方を教えて頂くことに 本では見たことがあるけれど、実際に見るのは初めての体験です。

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用意されていたのは15パウンド(7kg弱)もあるターキー。とっても大きく感じましたが、これでも小さい方とのこと。あまり小さすぎると骨ばかりで肉が少なく、食べにくいそうです。
まずは中をきれいに洗います。胴体の中に切り落とされた首と心臓、レバーが入っていました。それらを取り出し中を流水で洗い流した後、キッチンペーパーで水気をふき取ります。この作業、ターキーが重いので「男性の仕事」とのことで、夫が挑戦!確かにとっても重そう 洗いながら臀部と首付近の余分な脂肪を取り除きます。脂肪は必要だけれど、多すぎるとしつこいので。

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次は中に詰めるスタッフ作り。既にスタッフも詰められて売られているものもありますが、今回は手作りです。
ターキーのジュースを良く吸い込ませるため一夜自然乾燥させた食パンを角切りに。そしてベーコン、セロリ、玉ねぎを炒めたものをパンと合わせ、レーズンを追加。味付けは塩コショウとドライセージで。このスタッフは各家庭によっても違うとか。日本で言うお雑煮みたいなものでしょうか?

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ターキーにスタッフを詰めますが、コツはあまり詰め込まないことだそう。入れすぎると中の空気の循環が悪くなって焼きあがりに時間がかかるので、適度な空間を残して詰めるのがいいそうです。詰め終わったらピンで口を止め、皮をパリッと焼くのと乾燥を防ぐためバター、サラダオイル、塩コショウを合わせたものを刷毛で表面に塗り仕込みは完了。
写真右、ちょっと見に辛いかもしれませんが、焼いている途中に出てくる脂分にターキーが漬からないように足つきの金網に乗せています。

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焦げるのを防ぐため皮の薄い首周りと上面をホイルで覆い、180度のオーブンで6~7時間焼きます。焼き時間はターキーの大きさによるそうです。最後の1時間になったら焦げ目を付けるためホイルを外します。家庭によってはターキーから出てきた油を表面に回しかけながら焼くこともあるそうですが、今回は最初に塗ったバターとサラダオイルのみ。
ターキーが焼けるのを待つ間つまみ食いをしていたのが、写真右の「カバッサ」というポーランドのソーセージ。スーパーで小分けにされたものを買ったことはありましたが、こんな本格的なものは初めて。薄切りにしていただきましたが、これが本当に美味 焼いてもおいしいですが、個人的にはそのまま食べるほうが好きです。しょっぱからず、燻製された香りも後を引きます。

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オーブンに入れてからは、ボクシングデー(Boxing day)でセール中のショッピングモールに行ったり、Harryのピアノを調律したりしながら待つこと6時間
とうとう焼きあがりました!!美しい黄金色。表面は見るからにぱりぱり、完璧な仕上がりです。

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焼いている途中にターキーから出てきたジュースはグレービーソースの材料に。脂肪分と分けて茶色いジュースのみを使うそう。そこに水、塩コショウ、セージ、マッシュルームを加え煮立て、コーンスターチでとろみを付ければ出来上がり。この日は前回作ったターキーのジュースを使って既にグレービーソースが作られていました。ソースの他にもこれを使って作るスープも美味しいとか。ターキーエキスが詰まったジュース、美味しくないはずがありません。写真を撮り忘れましたが、もう1種類クランベリーソースも用意されていました。ターキーにはこの2種類のソースが定番のようで、缶詰のものを良く見かけますが、今回は両方とも手作り。クランベリーソースも生のクランベリー、梨、りんご、オレンジジュースとレモンジュースを使って作ったそうで、缶のものに比べて甘さも控えめで酸味が心地よく、とってもフレッシュ。アイスクリームに掛けても美味しそうな味でした。

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ターキーの他にもパイナップルとハムのグリル、マッシュポテト、コーンのバターソテーなどたくさんのお料理が用意されていました。ターキーはホストのHarry本人が直々に切り分けてくれます。この日は6人でのディナーでしたがみんながお腹いっぱいに食べても、4分の1がやっとなくなったくらい。このターキー1羽で12人分はあるそう。お客さんをたくさん呼ばないと翌日からはターキーサンド、ターキースープ、ターキーパイ…ターキー料理を食べ続けないといけない羽目に。。。
初めてのターキー作り体験。見た目にはそんなに難しくなさそうに見えましたが、シンプルなものほど奥深いもの。
ぜひ日本で作ってみたいものですが、これを作るには大きなオーブンが必要…。そしてたくさんのゲストもです。。。一人で作れるようになるのはいつになることでしょうか

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