コンサート
トロントにある有名な音楽ホール、「Roy Thomson Hall」。ユニークな外観で観光名所にもなっていますが、トロントに来て1年以上、気になるコンサートはあったものの中に入ることはありませんでした。
が、知り合いになったTSO(Toronto Symphony Orchestra=トロント交響楽団)のヴァイオリニストの方に格安でチケットを取って頂き、先週今週と2週続けてコンサートに行ってきました。
先週はピアニスト、Radu LupuとTSOのコンサート。
日本ではあまり頻繁に名前を聞く機会がないようですが、こちらでは有名らしく3500席ほどある座席もほぼ満員。
今週は五嶋みどりさん。日本でもとても有名ですが、北米でもとっても有名。現在はカリフォルニアの大学で講師をされているそうです。
ソリストはもちろんですが、知り合いの方が舞台に立つ姿を見て今回強く感じたのは、演奏を職業にされているということの凄さでした。「プロ」として自分自身の演奏技術で食べていくことの凄さ。もちろん「好き」だからこそ続けていけるのでしょうが、それ故に苦しいことが絶対にあるはず。並ならぬ精神力が必要とされるのは想像も易しいことです。
知り合いのヴァイオリニストの方は、2児の母!子育てをしながらオーケストラのテストを受け見事合格されたとのこと。
妊娠している今、これはとても励みになると同時に子供がいても「できない」理由にすることはできない、というプレッシャーを感じます。
ぼーっと過ごしていた毎日に、良い刺激になりました。
五嶋みどりさんのコンサートの際、私の席はオーケストラの真横のバルコニー席。オーケストラの様子がよく見えて興味深かったのですが、面白かったのがマリンバのおじさま。
見た感じ50代くらいの恰幅の良いおじさまなのですが、マリンバの出番は少なめ。
自分の出番を待っている間、椅子に座って足組みしてちょっとやる気なさそう。いざ出番となると立ち上がってさすがプロの顔になるのですが、終わるとまた元通り。舞台上で足組みなんて、北米らしいな。。と、微笑ましいというか、なんというか
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