妊娠生活も残すところ後1ヶ月ちょっと。来週から35週目に入ります。
そろそろお産が近づいたということで先日、Prenatal Education「Preparation for Labour and Delivery」(出産前の教育:出産と分娩の準備)という、日本で言うところの両親学級に参加してきました。
行われる場所は、分娩予定の「North York General Hospital」。いつも外観は見ていましたが、中に入るのは初めて。とっても近代的で大きな総合病院です。
この両親学級、土曜日、若しくは平日の夜に開催されているとのことですが、土曜日だと7時間の1回、平日夜だと2時間の授業を4回、4夜に分けて受けることになります。ちなみに料金は無料で、この他にも赤ちゃんのお世話、母乳育児、また第2子誕生に当たっての子育てについてなど、いくつかクラスがあります。
第一夜目、この日の参加者は14組。平日のクラスでは珍しく大人数のクラスとのこと。妊婦さんのみの参加者もいましたが、ほとんどはパートナーと一緒の参加。まずは自己紹介タイムですが、他の参加者と交流を持てるようにと講師の提案で、隣のカップルと自己紹介をし合った後、そのカップルのことを皆に紹介することに。ちなみにお隣は双子を妊娠中の8ヶ月の方でした。
自己紹介の後はいよいよ授業開始。陣痛について、具体的な兆候などを話し合います。雑誌や本で読んでいたこととほぼ内容は同じですが、英語で改めて学ぶと口語では使う単語が違ったりしてためになることもいっぱい。しばらく話し合った後は病院ツアーです。
「陣痛がきて病院に着いた」設定から説明が始まります。
車を止める場所、どこの入り口から入って、どのエレベーターを使って何階に上がって…と、細かな説明。確かにいざその状況になるとそういう些細なことにも慌ててしまいそうなので、事前に教えてもらっていると安心です。
写真は分娩室。完全個室で、トイレ、ジャグジーつき。この部屋で陣痛から分娩までの時間を過ごします。
こちらは病室。日本と違って24時間で退院しなければいけないので滞在時間は短いですが、1人部屋、2人部屋そして4人部屋が選べます。ちなみに1人、2人部屋は追加料金が必要。写真は2人部屋です。
写真右は赤ちゃん用バシネットですが、産まれたその日に問題がなければこのバシネットに入れられて病室に運ばれてきて、一緒に一晩を過ごすそうです。
病院ツアーをしてもらっている間、次々とお花や風船を持ってお見舞いにくる人たちに遭遇。たった1日しか入院できないのに、産んだ直後のお母さんは大丈夫なのかな…とちょっと心配。
病院ツアーの後は陣痛の対処法。テープに合わせて呼吸法を習ったり、ビデオや資料を見てどんなポーズが陣痛を緩和するのに有効かを教わったりして、パートナーと一緒に実際に練習します。
これが意外に面白いというのも、周りのカナディアンたちはパートナーと目を見つめ合って真剣。完全に2人の世界に入ってしまっている様子。…ですが、やっぱり日本人の私たち。人前で目を見つめ合って、なんてさすがにちょっとキビシい
「陣痛の痛みを緩和するのにはマッサージも有効」との講師の言葉に、皆実践。「まるで女王様だね」という夫の言葉に気づかないふりをして、「これだけでも来た甲斐があった」と内心思いつつ、ここぞとばかりに私も夫にやってもらいます。
第1夜、18時45分集合で終わったのは22時近く!さすがに最後の方はちょっと疲れましたが、なかなか楽しく過ごせました。次回は1週間後。また女王になれるかな
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