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2009年4月

2009年4月27日 (月)

新しく。。。

さて、先日ボスよりプレゼントしてもらったベビーベッド。
英語では「Bassinet」というそう。女の子の予定だけれど、あんまりフリフリなのは私が苦手なので極力おとなしいものを選びました。

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これにどれくらい寝てくれるかは分かりませんが、とりあえず寝る場所は確保。ボス、ありがとう

そして、もう一つ。

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ベビー用品のお店に並んでいたロッキングチェア。どうやら授乳用のものらしいのですが、座ってみて一目(?)惚れ ロッキングチェアではなく、正確には「Glider」という前後に揺れる仕組みの椅子なのですが、これが気持ち良いのです。ちょっと我が家の家具の感じには合わないのですが、気持ち良さに負けて買ってしまいました。
毎日この上でゆらゆらしてます。

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Prenatal Education〜Caring for your Baby〜

だいぶ暖かくなったトロント。先週土曜日は春を通り越して夏日。車の温度計は30℃を示していました。
そんな土曜日、両親学級第2弾「赤ちゃんのお世話」の授業を受けてきました。前回のPrenatal Educationは平日夜のクラスを選択したので各2時間、3回に分けての授業でしたが、今回は朝10時から途中お昼休憩を挟み16時終了予定の長丁場。
この日の参加者は12組。1組は母娘での参加でしたが、他はパートナーと一緒。やっぱり赤ちゃんのお世話はパートナーの協力が大切です
まずは自己紹介を兼ね、用意された質問シートを使って隣のカップルと会話。
●赤ちゃん用ベッドは買った?
●ゴルフ好き?
●育児本は何冊持っている?
●犬を飼っている?
等々。質問内容は一見話題作りのための質問のように見えますが、これらには実は意味がありました。
それぞれ会話をした後は、この質問シートを使って講師がひとつひとつ解説をして行きます。
ほぼ全員が既に用意してる赤ちゃん用ベッド。「どこでそのベッドに寝かせるつもりか?」の質問に、「隣の部屋」という答えが多数。というのも、どうやら日本と違い「添い寝」の文化があまりないよう。躾のため、自立心を養うために幼い頃から寝る時は親と離れて眠ることが多いようです。が、最近は添い寝を推奨する流れもあるようで、今回の講師は添い寝推奨派でした。ただし、両親の間ではなく、母親側に寝かせること、とのこと。日本の育児本にも書いてありますね。
ゴルフ好き?という質問は、好きなことを我慢しない、ということ。育児には多大なストレスがつきまとうもの。ストレスを抱えた母親を赤ちゃんは感じ取るので、赤ちゃんを最優先して何事も我慢するのではなく、先ずは自分を「Happy」にするのが先決、とのことでした。

質問シートの後は、いよいよ実践。「赤ちゃんのくるみ方」です。
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…妙にリアルな赤ちゃん人形。彼の名前は「Allen」。。。手首に名前の入ったブレスレットを付けていました 産後しばらくは子宮にいた時と同じく、少し窮屈な状態の方が赤ちゃんは落ち着くそう。そのためにブランケットで包む練習をします。
ちなみに先日買い物に行ったベビー用品のお店で勧められ、こんなものを買いましたが、日本でもポピュラーでしょうか??
その後は講師によるお風呂の入れ方実演やあやし方のビデオを見たり、産前産後の生活の変化について話し合ったり。
内容は、育児本に書いてあるようなことで目新しいことはあまりありませんでしたが、
「肩肘張らずに」
というのが、最大のメッセージだったように感じました。産後しばらくは外出することも減って、慣れない授乳のために睡眠も十分取れず。視野が狭くなり精神的に余裕がなくなることは想像ができるので、肩肘張らずにやって行ければいいな、とは思っていますが、どうなることやら。今週には母が日本から手伝いにきてくれる予定。出産育児の大先輩、やっぱりいてくれると安心します。

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これはお昼休憩の風景。あまりに天気がよいので外のベンチでピザを食べていたら、鴨が寄ってきて私のピザを凝視。最後は分け合いながら一緒にランチをしました


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2009年4月23日 (木)

めん棒の謎

妊娠生活も臨月を迎え、37週に入りました。そろそろ何が起こってもおかしくない時期。
ということで、病院から渡された「出産時の入院に必要なものリスト」に従って、必要なものをそろえ始めました。
パジャマや靴下、洗面用具など、オーソドックスなものに混ざって書かれていた
「Rolling Pin」
辞書を引いてみると。。。「麺棒」。。。???
麺棒とはあの、お菓子作りやうどん、そば打ちに使うあれ?
何かの間違い、若しくは私の辞書の引き方が間違っていたのかと思っていろいろな辞書を調べてみても「麺棒、のし棒」、英英辞典で調べてみても「ペストリーや生地を平らに伸ばすのに使うキッチン用品」とのこと。
…やっぱり、麺棒。

その謎が先日、最後の両親学級の授業で明かされました。
陣痛で苦しんでいるビデオの中の妊婦さん。と、そこにパートナーが麺棒をもって登場。
そしておもむろに妊婦さんの腰を麺棒でゴロゴロゴロ。。。

どうやら陣痛を和らげるための道具のよう。きっと手で摩るより強い力が入って気持ちがいいのだろうと想像はできますが、それにしても

ちなみに我が家の麺棒、プラスチック製なのですが生地がくっつきにくいように表面がブツブツのトゲトゲに加工されています。

忘れて行くことにしよう

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2009年4月20日 (月)

注目株!コンサート

先週末は以前から楽しみにしていた私の好きなピアニスト、Toddのコンサートがありました。ボスの友人でもある彼は、Conservatory(王立音大)の学生さんで、そこの調律をしていた時に初めて会ったのですが、彼の出すffに感服。ppがきれいなピアニストはいますが、彼の出すffはとても美しかったのです。

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この日はTSO(トロントシンフォニーオーケストラ)との演奏。リストのPiano Concerto No.1 の演奏です。彼は小さい頃から才能を発揮、トロントでは割と有名なのか座席もほぼ埋まっていました。
ところが、残念ながらこの日の私たちの席はオーケストラの裏側。聞こえてくるのは金管と打楽器の音ばかり。。。ピアニストの顔は見えるものの、肝心な音が聞こえてこないのです
ので、彼の演奏、楽しみにしていたのですが十分に味わうことは出来ず。。。残念

その代わり、オーケストラの様子はよく見えました。ピアニストのTodd、パワフルな演奏をするのですが、実は彼、凄い汗っかき。彼の演奏した後のピアノの鍵盤は手から出てきた汗でびっくりするくらいカピカピ。Conservatoryでも彼の演奏の後は鍵盤を掃除するのが大変で、ボスと私はカピカピになった鍵盤を彼の名字を取って「Yaniwed 鍵盤」と呼んでいたのです。
この日の演奏後、指揮者、コンサートマスターとハグをした後握手をした彼。こっそりコンサートマスターが彼と握手した手を自分のズボンで拭いているのを私は見逃しませんでした
その話を聞きにこられなかったボスにすると、爆笑。
そんな彼、いつも謙虚で好青年。いつか有名になる日が来るのを楽しみにしています。

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Birthday Party!

近頃の週末はと言うと、ゆっくり起きて午後からのそのそとベビーグッズや食料品を買いに行く、というパターン。こちらのお店のほとんどは土日の営業時間が短く17〜18時には閉まってしまうため、週末の買い物はいつも急ぎ足。
そんな昨日、いつもベビーグッズを見に行くお店「moms to be...and more」での買い物帰り、そのすぐ近くに住む夫の同僚のカナディアン、Jimのお宅にお邪魔してきました。

というのも、この日はJimの一人娘BowのBirthday Party。親戚や隣人を招いてのディナーに私たちもお邪魔したのでした。

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オープンな広いキッチンなので皆ワインやビールを片手に集まり、ホストのJim夫妻は皆と話しながらも次々と料理を作っていきます。


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大きなガスオーブンや庭にあるバーベキューセットのコンロを使いながら、豪快な料理を仕上げて行くJim、朝から仕込んだという自家製トマトソースの煮込み具合や盛りつけるお皿を気にしている奥さんのMarnelle。2人は食通で、私たちもよくおいしいレストランを教えてもらったり、作り方を教わったりしていたのですが、実際に目の前で作ってもらうのは初めて。


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チキンの煮込みに自家製トマトソースのパスタ、マッシュルーム、トマト、カリフラワー、ガーリックのグリルに地中海風サラダなど、たくさんのメニューをバイキング方式で頂きます。料理を頂きながら、他にどんな料理がおいしいとか、近くにクロワッサンの美味しいベーカリーがあるとか、終始食べることばかり話していたらJimのお父さんが「おいしい料理を食べながらも、もう次のパーティーのメニューを話し合うのが、カナダ流だよ」とウィンク。さすがユーモアもカナダ流


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この日はBowのプレゼントに、定番「市松模様クッキー」を和紙を使ってラッピングして持って行ったところ、Marnelleが皆の話題に出してくれました。「こういう細かいことはできないけれど、豪快なカナダ流の料理を作って待ってるから、今度クッキー作り教えてね。赤ちゃんが生まれたらベビーシッターするから。」とMarnelle。そういう彼女は作家でもあります。残念ながら日本では出版されていませんが、英語を含め3カ国語で出版されている本もあります。
面白いのは彼女のミドルネーム「Tokio」。カナダではミドルネームに母親の旧姓をつけることも多いそうで、彼女のもそうらしいのですが、「トーキョー(東京)」みたいで覚えやすく、普通はあまり使われないようですが、彼女の場合はミドルネームで呼ばれることも多かったとか。
名前の話題から、産まれてくる我が子の名前の話になり、最近ようやく決まりつつある名前について相談したところ、評判は上々 日本では漢字の画数に始まり、最近では本当に凝った名前も多く、名付けにはほとんどの親が悩むところではありますが、カナダでは昔からある名前をそのまま付けることが多いそう。もちろん自分たちで名前を作る親御さんもいるそうではありますが。

17歳になったBow。家族ともおじいちゃん、おばあちゃん、従兄弟とも仲が良さそう。
家族のあり方はそれぞれの家庭によるけれど、Jim家は会話が多く、朗らかで素敵なお宅でした。

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2009年4月17日 (金)

サプライズ!!

昨日、ボスからの突然の電話。
「明日急な仕事が入ったんだけど、どうしても手伝って欲しい。一人ではできないんだ」
臨月に入って完全休業の私。お腹も大きくなり、お金を頂くような仕事ができないので突然の話に少々困惑。
「調律じゃなくて体に負担もないから大丈夫。話すと長くなるからとりあえず明日会った時に詳細は話す」
ということで、何をするのかも分からないまま、私で力になれるのかと不安なままに今朝8時にボスのお迎えで現地に向かいます。
会うのは久しぶりだったので近況報告をしながら車を走らせますが、一向に今日の仕事の詳細は聞けず。
住宅街を「この辺のはずなんだけど…」と車でうろうろ。

しばらくうろうろした後、車を止めて
「さあ、行こう」
と連れて行かれたのが、なんと何度も行っているベビー用品のお店!
「???」
「欲しいベビーベッドがあるんでしょ?」

そう言えば前回会った時にそんな話をしたっけ。。。私が欲しいと思っているものと夫の意見が合わなくてなかなか買えない、と。
実はそのベッドをプレゼントしてくれようと、事前に夫に詳細の確認の電話をしたけれど、数色あるうちのどの色か夫が定かではないと返事をしたのでこのサプライズを思いついたとか。
ので、夫も知っていたはずなのに今朝は何も言わず、平然と私を送り出してくれた彼。
先週末もそのベッドを見に行ったのに買わずに帰ってきたのは、そう言うわけだったのね。。

いつもびっくりさせるのが好きなボスですが、今日は本当にびっくり
車でうろうろしていたのはお店の開店時間を待っていたからでした。

こんな嬉しいサプライズ、いつかお返しできたらいいな。

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確定申告

さて、この時期カナディアンたちは皆、確定申告の手続きに追われているよう。
というのも日本と違って会社勤めのサラリーマンでも、ほとんどの人は個人的に手続きそしなければいけないそう。会社が手続きを代行してはくれないのです。日系の企業は税理士を雇って日本人従業員の手続きをまとめてやっているところもあるようですが、個人事業主の私はもちろん自分でやらなければなりません。
前年度の1月〜12月分の収入を翌年の4月末までに申告しますが、手続きは今回が初めて。個人でやってみようと方法を調べてみましたが、英語でシステムを理解するのはなかなか難しく…結局プロにお願いすることにしました。

通常申請に必要な書類は
●源泉徴収票(T-4スリップ)…2月末までに勤務先より発行される
●2008年度の家賃の領収書(但し2008年12月31日にオンタリオ州に在住の人のみ)
●学校からのT2202スリップ(授業料)
●メトロパス
●医療費レシート
●ドネーションレシート
●その他の収入証明(投資利息等)T5スリップ
●配偶者の名前、SIN番号、2008年Tax Returnで申告したNET INCOME

と、こんな感じ。個人事業主の私には”勤務先”がないので、源泉徴収の代わりに期間内の収入の総計が必要になります。提出義務はないそうですが、不明な点があった場合はお客様やボスへの請求書の控えを見せるよう要求されることもあるとのこと。
必要な書類を持って、昨日手続きをお願いする会社まで行ってきました。
出来上がった書類を政府に送って手続き完了、なのでまだ完全に終わったわけではありませんが、とりあえず一段落。

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ほっとしたところで、帰りに前からチェックしていたベーカリーでお茶。ホワイトチョコレートのチーズケーキ、最近読んでいる本と共に至福の一時です。…産まれてきたらこんな時間持つのはしばらく難しいんだろうな。。。

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2009年4月13日 (月)

メープルシロップフェスティバル

イースター休暇。あまり馴染みがありませんが、イースターとはキリストの復活を記念するお祭り。土日を挟んで4連休になることが多いようですが、お天気続きの週末。前から一度行ってみたかったメープルシロップフェスティバルに行ってきました。

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行ってきたのは我が家から車で30分ほどのBruce's mill。今年は3月7日から4月13日まで。滑り込みです。

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朝昼ご飯抜きで行ったので、まずはパンケーキでブランチ。たっぷりメープルシロップかけて 昔見た絵本を思い出します。

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腹ごしらえの後はメープルシロップツアーです。メープルシロップができるまでをサンタクロースのようなおじさんの説明で、昔ながらの製法と現代の製法の双方、メープル林の中を通って実際に見ながら歩きます。おじさんが持っているのは樹液を取るため木に刺す金具。昔はこの金具にバケツを下げて樹液を搾取していたそう。写真右は至る所にいるここのキャラクター。なんか変…。

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現在では金具ではなく、写真左のように木にプラスチックの器具を取り付け、木から木へと林の中にホースを這わせ、一挙に樹液を集めているそう。おじさんはこれを「高速道路」と呼んでいました。


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昔ながらの方法で樹液を煮詰めている様子。40分の1になるまで煮詰めます。メープルシロップが高価なのは理由はこのためもあるとか。
小さい子供たちは薪を集め、大きくなったら樹液の入った重いバケツを運ぶのを手伝い、おばあちゃんは鍋のシロップをかき回して。。。と、昔は家族総動員で作っていたメープルシロップ。樹液がたくさん取れるのは寒い夜の翌日の晴れた日だそうで、シーズンは冬の終わりからメープルが芽吹くまでの10日〜1ヶ月。昔は林の中に寝泊まりしたとのこと。
ここでメープルシロップの試飲をしましたが、甘い中にも苦みがあって意外とあっさり。カルシウムや鉄分は牛乳より豊富とか。…牛乳のようには飲めないと思うけれど。

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昔ながらの格好をしたお姉さんたちが焚き火で作ってくれる揚げたての「Funnel cake」。これはオプションですがもちろん頂きます。これにもメープルシロップたっぷり

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こちらは現在の煮詰める行程の様子。搾取した状態のメープルシロップの糖度は3%。それを66%までに詰めて行きます。「66%」は政府が定める「Pure」メープルシロップの基準なのだとか。色もだいぶ濃くなります。
カナダの主要産物のメープルシロップ。その80%はケベック地方で作られているそう。輸出先は日本とドイツが主流とか。

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最後はやっぱりこれ。さすがにやりませんでしたが

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Prenatal Education②

先日第2回目の両親学級に行ってきました。今日のお題は「無痛分娩」。
日本では普通分娩が主流ですが、カナダでは80%が無痛分娩とのこと。日本のように辛いことに耐えるのが美しいとされる根性論が通用しない国民性からでしょうか?
今回は初めてのお産でどの程度痛いものなのかは未知の世界、そして稀ではあるようですが副作用や後遺症が心配なこともあり、まずは普通分娩でいこうと心に決めてはいましたが、無痛分娩に付いて興味があるのも事実。ネットや本では調べていましたが実際の様子はいまいち想像が付きませんでした。
講師の説明後、双方の陣痛から分娩までの様子をビデオで見ます。
ビデオによるとあまり早く打ちすぎると陣痛が進まないので、子宮口が2.5〜4㎝開いた時点で麻酔を打つそう。麻酔後は下半身がきかず歩けなくなるので、ベッドの上で横になってなくてはいけないのが普通分娩とは違うところ。
講師の説明によると背中に打った麻酔はお産の間チューブが繋がっており、その先にはボタンがあって自分で麻酔を痛みに合わせて調節できるとのこと。
ビデオでの双方の様子は明らかに違いました。無痛分娩の妊婦さんは周りの人と笑顔で会話をする余裕があるのに対して、普通分娩の妊婦さんは終始うなりながら涙を流しています。…無痛分娩楽そうだな…
ビデオの普通分娩の妊婦さんが無事出産した瞬間には、見ていた両親学級参加者から歓声のような安堵の声が上がりました

無痛分娩の後は陣痛対処法。今回は氷を使った方法です。まずはそれぞれに片手に小盛りの氷を手渡されます。痛みのピークが来たら氷を片手に握って浅い口呼吸、ピークが過ぎたら氷をパートナーに渡しゆっくり鼻で吸って口で吐く深いリラックスの呼吸。これはどうやら氷の冷たさで気を紛らわす作戦なのですが、氷が冷たすぎて掌が痛い…確かに気が紛れるかもしれないけれど、実際陣痛が来ていたらそんな余裕はなく、その氷をパートナーに投げつけてしまいそう

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これは授業の最後にもらったBirth Plan。
●無痛か普通分娩か?
●陣痛対策に使いたいもの、したいことは?
 ◇バスタブ/ジャグジー/シャワー
 ◇散歩
 ◇温・冷パック
 ◇マッサージ
 ◇自分のパジャマを着る
 ◇持参した音楽を聴く
 etc...
●”いきむ”時にどうしたい?
 ◇スクワットバーを使う
 ◇あぶみは使いたくない
 etc...
●赤ちゃんが生まれたら
 ◇出てきた直後に胸の上に乗せたい
 ◇抱く前にブランケットで包んで欲しい
 ◇写真/ビデオを撮りたい
 etc...
等々、紙の両面にびっしりと色々な選択肢が書かれています。また自分の希望を自由にかけるスペースもあって、その名の通り自分で自分のお産計画が立てられるようになっています。実際はどこまで病院側が実行してくれるのか、また自分にその余裕があるのかは分かりませんが、前もって考える機会を与えられることは受け身ではなく、積極的なお産に繋がり、恐怖感も和らぐように思います。日本でもこういうのあるのかな?

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2009年4月 7日 (火)

甘味

日本から戻り、無性に食べたくなる和菓子たち。

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日本・韓国食材店で売っていた餅粉を使ってみたらし団子。

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その昔祖母が作ってくれたものを思い出して初めて作ってみた茶饅頭…味は到底及ばず。そして定番どらやき。直径4㎝ほどのミニサイズです。

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新しく買ったシリコンの四角い型が使いたくて焼いたシベリア風抹茶ケーキ。この後この方を使ってロールケーキを3本焼きました。
日本ではコンビニでも買えた和菓子にケーキ。こちらで手に入れるのは一苦労…車があればいいのですが。自分で作った方が早いけれど、こんなに食べてたら糖尿病になりそう…。

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板橋区

トロントからオンタリオ湖沿いの南西約70kmに位置するBurlington。先週末、そこで行われたコンサートに行ってきました。Burlington…あまり馴染みのない市だったのですが、実は板橋区の姉妹都市だそう。
コンサートは市が所有する高校生を主体とする金管バンドの演奏によるもの。一緒に行った夫の同僚スティーブは20年前にそのバンドのメンバーだったそうで、その当時姉妹都市である板橋区に演奏旅行に行ったとのこと。今では日系企業に勤める彼、年に何度か日本出張がありますが、初めて日本を訪れたのはその時だそうで、とても印象に残っていると言っていました。

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華々しいスタート。司会者もかつてテレビのお天気お姉さんを勤めていたちょっと有名な女性だそう。2400人収容のホールも1階席は何となく埋まっており、賑やかな感じです。

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総勢100人はいるでしょうか?赤い衣装に身を包んだバンドのメンバーの演奏は迫力満点。007のテーマやオペラ座の怪人のテーマなど演奏されましたが、面白かったのは「君が代」と「さくら」。アレンジはこのバンドを指導している方のものらしいのですが、これがいつも日本で聞き慣れているとは違って新鮮。日本の五音音階を意識しつつも西洋の12音階のアレンジが何となくくっついていて、不思議なムードが漂っていました 「さくら」は何と銅鑼(ドラ)の衝撃的な1発から始まります。日本人の私たちが聞くと嘘っぽいのですが、これがカナディアンから見た日本のイメージなのだと思うと「〜らしさ」について私たちが何かについてイメージしているものも、こういう距離感があるのだろうと考えさせられるところがあります。

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圧巻だったのはドラムライン。リズムというとても原始的な音楽の要素に改めて惹き付けられます。これには客席もスタンディングオベイション。
実は板橋区にもBurlingtonにも何の縁もない私ですが、フレッシュな高校生の演奏から日本を改めて感じる良い機会が持てました。

さて、コンサートの後は会場から近くのスティーブのお宅へお邪魔。彼は3ヶ月前にパパになったばかり 今後の勉強を兼ねて伺います。
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お土産は定番になりつつある市松模様のクッキー。ラッピングも和紙を使って。
残念ながらお宅での写真はありませんが、とっっても穏やかなご夫妻。終始にこやかに赤ちゃんに接しています。そして、赤ちゃんはもちろん、お互いを褒める!なかなかこれを日本語でやるのは難しいけれど、ちょっと自分を顧みた一コマでした


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2009年4月 5日 (日)

Prenatal Education

妊娠生活も残すところ後1ヶ月ちょっと。来週から35週目に入ります。
そろそろお産が近づいたということで先日、Prenatal Education「Preparation for Labour and Delivery」(出産前の教育:出産と分娩の準備)という、日本で言うところの両親学級に参加してきました。

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行われる場所は、分娩予定の「North York General Hospital」。いつも外観は見ていましたが、中に入るのは初めて。とっても近代的で大きな総合病院です。
この両親学級、土曜日、若しくは平日の夜に開催されているとのことですが、土曜日だと7時間の1回、平日夜だと2時間の授業を4回、4夜に分けて受けることになります。ちなみに料金は無料で、この他にも赤ちゃんのお世話、母乳育児、また第2子誕生に当たっての子育てについてなど、いくつかクラスがあります。
第一夜目、この日の参加者は14組。平日のクラスでは珍しく大人数のクラスとのこと。妊婦さんのみの参加者もいましたが、ほとんどはパートナーと一緒の参加。まずは自己紹介タイムですが、他の参加者と交流を持てるようにと講師の提案で、隣のカップルと自己紹介をし合った後、そのカップルのことを皆に紹介することに。ちなみにお隣は双子を妊娠中の8ヶ月の方でした。

自己紹介の後はいよいよ授業開始。陣痛について、具体的な兆候などを話し合います。雑誌や本で読んでいたこととほぼ内容は同じですが、英語で改めて学ぶと口語では使う単語が違ったりしてためになることもいっぱい。しばらく話し合った後は病院ツアーです。

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「陣痛がきて病院に着いた」設定から説明が始まります。
車を止める場所、どこの入り口から入って、どのエレベーターを使って何階に上がって…と、細かな説明。確かにいざその状況になるとそういう些細なことにも慌ててしまいそうなので、事前に教えてもらっていると安心です。
写真は分娩室。完全個室で、トイレ、ジャグジーつき。この部屋で陣痛から分娩までの時間を過ごします。

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こちらは病室。日本と違って24時間で退院しなければいけないので滞在時間は短いですが、1人部屋、2人部屋そして4人部屋が選べます。ちなみに1人、2人部屋は追加料金が必要。写真は2人部屋です。
写真右は赤ちゃん用バシネットですが、産まれたその日に問題がなければこのバシネットに入れられて病室に運ばれてきて、一緒に一晩を過ごすそうです。
病院ツアーをしてもらっている間、次々とお花や風船を持ってお見舞いにくる人たちに遭遇。たった1日しか入院できないのに、産んだ直後のお母さんは大丈夫なのかな…とちょっと心配。

病院ツアーの後は陣痛の対処法。テープに合わせて呼吸法を習ったり、ビデオや資料を見てどんなポーズが陣痛を緩和するのに有効かを教わったりして、パートナーと一緒に実際に練習します。
これが意外に面白いというのも、周りのカナディアンたちはパートナーと目を見つめ合って真剣。完全に2人の世界に入ってしまっている様子。…ですが、やっぱり日本人の私たち。人前で目を見つめ合って、なんてさすがにちょっとキビシい 
「陣痛の痛みを緩和するのにはマッサージも有効」との講師の言葉に、皆実践。「まるで女王様だね」という夫の言葉に気づかないふりをして、「これだけでも来た甲斐があった」と内心思いつつ、ここぞとばかりに私も夫にやってもらいます。

第1夜、18時45分集合で終わったのは22時近く!さすがに最後の方はちょっと疲れましたが、なかなか楽しく過ごせました。次回は1週間後。また女王になれるかな


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