Moccio
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トロントからオンタリオ湖沿いの南西約70kmに位置するBurlington。先週末、そこで行われたコンサートに行ってきました。Burlington…あまり馴染みのない市だったのですが、実は板橋区の姉妹都市だそう。
コンサートは市が所有する高校生を主体とする金管バンドの演奏によるもの。一緒に行った夫の同僚スティーブは20年前にそのバンドのメンバーだったそうで、その当時姉妹都市である板橋区に演奏旅行に行ったとのこと。今では日系企業に勤める彼、年に何度か日本出張がありますが、初めて日本を訪れたのはその時だそうで、とても印象に残っていると言っていました。
華々しいスタート。司会者もかつてテレビのお天気お姉さんを勤めていたちょっと有名な女性だそう。2400人収容のホールも1階席は何となく埋まっており、賑やかな感じです。
総勢100人はいるでしょうか?赤い衣装に身を包んだバンドのメンバーの演奏は迫力満点。007のテーマやオペラ座の怪人のテーマなど演奏されましたが、面白かったのは「君が代」と「さくら」。アレンジはこのバンドを指導している方のものらしいのですが、これがいつも日本で聞き慣れているとは違って新鮮。日本の五音音階を意識しつつも西洋の12音階のアレンジが何となくくっついていて、不思議なムードが漂っていました 「さくら」は何と銅鑼(ドラ)の衝撃的な1発から始まります。日本人の私たちが聞くと嘘っぽいのですが、これがカナディアンから見た日本のイメージなのだと思うと「〜らしさ」について私たちが何かについてイメージしているものも、こういう距離感があるのだろうと考えさせられるところがあります。
圧巻だったのはドラムライン。リズムというとても原始的な音楽の要素に改めて惹き付けられます。これには客席もスタンディングオベイション。
実は板橋区にもBurlingtonにも何の縁もない私ですが、フレッシュな高校生の演奏から日本を改めて感じる良い機会が持てました。
さて、コンサートの後は会場から近くのスティーブのお宅へお邪魔。彼は3ヶ月前にパパになったばかり 今後の勉強を兼ねて伺います。
お土産は定番になりつつある市松模様のクッキー。ラッピングも和紙を使って。
残念ながらお宅での写真はありませんが、とっっても穏やかなご夫妻。終始にこやかに赤ちゃんに接しています。そして、赤ちゃんはもちろん、お互いを褒める!なかなかこれを日本語でやるのは難しいけれど、ちょっと自分を顧みた一コマでした
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トロントにある有名な音楽ホール、「Roy Thomson Hall」。ユニークな外観で観光名所にもなっていますが、トロントに来て1年以上、気になるコンサートはあったものの中に入ることはありませんでした。
が、知り合いになったTSO(Toronto Symphony Orchestra=トロント交響楽団)のヴァイオリニストの方に格安でチケットを取って頂き、先週今週と2週続けてコンサートに行ってきました。
先週はピアニスト、Radu LupuとTSOのコンサート。
日本ではあまり頻繁に名前を聞く機会がないようですが、こちらでは有名らしく3500席ほどある座席もほぼ満員。
今週は五嶋みどりさん。日本でもとても有名ですが、北米でもとっても有名。現在はカリフォルニアの大学で講師をされているそうです。
ソリストはもちろんですが、知り合いの方が舞台に立つ姿を見て今回強く感じたのは、演奏を職業にされているということの凄さでした。「プロ」として自分自身の演奏技術で食べていくことの凄さ。もちろん「好き」だからこそ続けていけるのでしょうが、それ故に苦しいことが絶対にあるはず。並ならぬ精神力が必要とされるのは想像も易しいことです。
知り合いのヴァイオリニストの方は、2児の母!子育てをしながらオーケストラのテストを受け見事合格されたとのこと。
妊娠している今、これはとても励みになると同時に子供がいても「できない」理由にすることはできない、というプレッシャーを感じます。
ぼーっと過ごしていた毎日に、良い刺激になりました。
五嶋みどりさんのコンサートの際、私の席はオーケストラの真横のバルコニー席。オーケストラの様子がよく見えて興味深かったのですが、面白かったのがマリンバのおじさま。
見た感じ50代くらいの恰幅の良いおじさまなのですが、マリンバの出番は少なめ。
自分の出番を待っている間、椅子に座って足組みしてちょっとやる気なさそう。いざ出番となると立ち上がってさすがプロの顔になるのですが、終わるとまた元通り。舞台上で足組みなんて、北米らしいな。。と、微笑ましいというか、なんというか
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5ヶ月、17週目に入りそろそろお腹の子も耳が聞こえるようになるようなので、音楽を聴く時間を増やすようになりました。そして生まれた後よく寝てくれる子になるよう、お腹にいる今のうちから洗脳すべく子守唄を歌ってみようかと思ったのですが、私が小さかった頃に母が歌ってくれた子守唄は2曲ありました。
1曲はオーソドックスな「ねんねんころりよ おころりよ」と誰もが知っている江戸の子守唄。
そしてもう1曲は「1匹かと思ったら2匹這いこんだ~、2匹かと思ったら3匹這いこんだ~…」というもの。江戸の子守唄と同じメロディーに乗せて1匹2匹3匹…と延々続きます。何かがどこかに這いこんでいるらしいのですが、正体は不明。ただただ這いこみ続けるのです。小さいながら屋根裏にねずみが這いこむのをイメージして聞いていたのですが、実際自分が歌うにあたって何が這いこむのかが妙に気になり始めました。
で、調べた結果衝撃の事実が。→コチラ
母がこの歌詞の全てを知っていたかは未確認ですが、これを全て歌われていたら寝るどころじゃなくなりそうです。想像するだけでも痛々しい…面白いけど。
私も何が這いこむかは伏せて、ただただ這いこませるだけにしようと思います。
同じように我が子も大きくなってからその衝撃の事実を知ることでしょう
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ピタパンブランチの日の夜、ダウンタウンにあるジャズバーに行って来ました。暖かくなった土曜の夜、店内は満席。道路に面したテラス席がかろうじて1テーブル空いていたので、席が空いたら店内に移る約束をしてとりあえず着席。
N'awlinshttp://www.nawlins.ca/home.html というそのバーはうなぎの寝床のようで広くはないのですが、薄暗い店内はとても良い雰囲気!
演奏者は日替わりのようですが、この日はピアノ、ベース、ドラム、そして曲によってシンガーが登場。客席のすぐ横での演奏なので、臨場感溢れます。
ここのお勧めは「ムール貝のペッパーコーンソース」。これが本当に美味 ペッパーコーンとは胡椒の実。軽めのホワイトソースにムール貝と丸のままの胡椒の実、そしてネギが散らしてあるシンプルな一皿なのですが、ソースが最高!何皿でも食べられてしまいそうな一品です。もちろん他の料理も美味しく、いろいろ試してみたくなります。往年のジャズプレーヤー達の名前が付けられたカクテルもかわいらしく、この日はアートブレイキーとマイルスデイビスを注文。…使用アルコール名から選びました。
日本でも東京駅付近にある「COTTON CLUB」や横浜の赤レンガ内にある「Motion Blue」などには行ったことがありましたが、こんなに気軽なのにちょっと特別な時間が過ごせる「N'awlins」、ジャズは詳しくないけれど、またムール貝食べに通います。
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