ピアノ♪

仕事復帰…トライアル

「日曜日、時間があったら仕事してみる?」とボスからの連絡。私が妊娠して以来「いつでも好きな時に戻って来てね」と、他のアシスタントを雇わず一人で仕事をしているボスはこの時期には珍しく今年は大忙し。
出産してから一度だけ調律の仕事をしたのですが、その時は友人のお母様がたまたま日本からいらしていたので我が子を預かってもらったのです。が、今回は残念ながら夫は朝からゴルフ、急なことなので預かってもらえそうな人もいない…ということで子連れでも仕事ができるのか試したいこともあって、我が子を連れて行くことにしました。
幸い仕事場所はいつもの大学、そして調律ではなくハンマー整形だったので我が子はストローラーに乗せて作業をする部屋に同席。

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朝9時から始めた作業。お昼までは多少ぐずることはありましたが泣くこともなく、2回の授乳で作業もはかどりました。が、昼食後は同じ場所にいるのに飽きてしまったのかぐずぐずが続き、その度にストローラを押して教室内をぐるぐるしてみたり、授乳してみたり、はたまたボスが手を止めてあやしてくれたり。。。
「子供最優先。いつでも作業を止めていいし、好きな時に家に送って行くからね」と優しいボスは言ってくれるけれど、忙しい彼は今月、2日しか休みが取れないことを知っているので、何とかこの急ぎの仕事を終わらせたい私…でもぐずる我が子を放っておくのに罪悪感を感じるのも事実。
結局16時頃にゴルフを終えた夫に、我が子を連れ帰ってもらうことにしました。

「彼女は最高のエンターテイナーだったよ。また来週もどう?」と、時間がかかってしまったことにも嫌な顔一つせず、どこまでも優しいボス。
最近よく保育園不足についてニュースになっていますが、収入のため、自分のスキルのため、社会貢献のため…と仕事の両立に悩んでいる女性も多いことと思います。
我が子の成長を自分の目で見ていたいので、今のところ保育園に預けて仕事をすることは考えていませんが、スキルアップしたいという気も捨てきれず。
しばらくは優しいボスに甘えて出来る範囲内で両立して行くことになりそうですが、つくづく自分は恵まれていると周りに感謝です。

無事仕事を終え21時に帰宅すると、眠る我が子の横に疲れきった様子の夫。相当ぐずったようで、我が子命の夫もさすがに言葉少な。。。
そんな夫にも感謝、です。

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研修→離ればなれ

オランダの整音(ピアノのハンマーを調整して音色を作る行程)スペシャリストがトロントに来る、という情報を得たものの講座が行われるのは金曜日の朝から夕方まで。1ヶ月の我が子のことを考えると到底無理。。。と思っていたら、夫が会社を休んでベビーシッターをしてくれるとのこと!
久しぶりの一人での外出、そして何より我が子と初めての離ればなれの時間。どうなることか心配ながらも貴重な機会なので行くことに決定。
日頃は完全母乳なのですが、この日はミルク。事前に試した結果やはり味が違うのか、あまり気が進まないものの飲んでくれるので、家を出る前にミルク、湯冷ましを用意。ミルク作りで日本と違うのがお湯の温度。日本だと70℃かそれ以上が一般的だと思うのですが、こちらは湯冷ましでOK。粉ミルクの缶には水道水を一度沸かし、冷まして室温になったものを使うように表記してあります。冷ます手間が省けてお手軽です。ちなみに粉ミルク以外にそのまますぐに飲ませられる液体ミルクも売られています。
後ろ髪を引かれながらも迎えに来てくれたボスの車で会場に向かいます。
考えてみればこうしてボスの車に乗るのも久しぶりだねー、と話しながら、朝5時半集合で働いていた時のことを懐かしく思い出します。
この日の講座はカナダの調律師協会(CAPT)向けのもの。知っている顔もちらほら、約70人ほどの調律師が国内から集まりました。9時にスタート、お昼休憩を挟み17時までのこの講座の後には19時半からハンマーメーカーのプレゼンも行われる予定。久々の雰囲気に興奮気味の私を尻目にカナディアンたちはどことなくそわそわ。。。なんとこの日はアイスホッケーの最終試合が行われるそうで、皆ハンマーの講座に出るか、家でテレビ観戦するかを迷っている様子coldsweats02何ともカナダらしい。
講座はとても興味深いもので夜中の授乳で寝不足にもかかわらず睡魔もやって来ず、でしたがお昼を過ぎた頃からだんだん胸の張りがひどくなり…やはり完全に我が子のことを忘れられないように母親の体は上手く出来ているものだと妙に感心。夜の講座も続けて出席するつもりでしたが一度帰宅することにしました。
さてさて、授乳すべく急いで家に帰ってみると、我が子の横でぐったりと寝ている夫を発見。
「大変だった…」
でしょうねcoldsweats01会社を休んでまでベビーシッター役を買って出てくれた時には正直驚きました。カナディアン調律師たちも「勇敢な旦那さんだね」と言っていましたが。。

講座に出席して仕事熱をおおいに刺激されましたが、やっぱり仕事復帰はまだ少し先になるでしょうか。今はお腹いっぱいで幸せそうに眠る我が子を見ている方が私も幸せ、です。

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注目株!コンサート

先週末は以前から楽しみにしていた私の好きなピアニスト、Toddのコンサートがありました。ボスの友人でもある彼は、Conservatory(王立音大)の学生さんで、そこの調律をしていた時に初めて会ったのですが、彼の出すffに感服。ppがきれいなピアニストはいますが、彼の出すffはとても美しかったのです。

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この日はTSO(トロントシンフォニーオーケストラ)との演奏。リストのPiano Concerto No.1 の演奏です。彼は小さい頃から才能を発揮、トロントでは割と有名なのか座席もほぼ埋まっていました。
ところが、残念ながらこの日の私たちの席はオーケストラの裏側。聞こえてくるのは金管と打楽器の音ばかり。。。ピアニストの顔は見えるものの、肝心な音が聞こえてこないのですcoldsweats02
ので、彼の演奏、楽しみにしていたのですが十分に味わうことは出来ず。。。残念despair

その代わり、オーケストラの様子はよく見えました。ピアニストのTodd、パワフルな演奏をするのですが、実は彼、凄い汗っかき。彼の演奏した後のピアノの鍵盤は手から出てきた汗でびっくりするくらいカピカピ。Conservatoryでも彼の演奏の後は鍵盤を掃除するのが大変で、ボスと私はカピカピになった鍵盤を彼の名字を取って「Yaniwed 鍵盤」と呼んでいたのです。
この日の演奏後、指揮者、コンサートマスターとハグをした後握手をした彼。こっそりコンサートマスターが彼と握手した手を自分のズボンで拭いているのを私は見逃しませんでしたcatface
その話を聞きにこられなかったボスにすると、爆笑。
そんな彼、いつも謙虚で好青年。いつか有名になる日が来るのを楽しみにしています。

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確定申告

さて、この時期カナディアンたちは皆、確定申告の手続きに追われているよう。
というのも日本と違って会社勤めのサラリーマンでも、ほとんどの人は個人的に手続きそしなければいけないそう。会社が手続きを代行してはくれないのです。日系の企業は税理士を雇って日本人従業員の手続きをまとめてやっているところもあるようですが、個人事業主の私はもちろん自分でやらなければなりません。
前年度の1月〜12月分の収入を翌年の4月末までに申告しますが、手続きは今回が初めて。個人でやってみようと方法を調べてみましたが、英語でシステムを理解するのはなかなか難しく…結局プロにお願いすることにしました。

通常申請に必要な書類は
●源泉徴収票(T-4スリップ)…2月末までに勤務先より発行される
●2008年度の家賃の領収書(但し2008年12月31日にオンタリオ州に在住の人のみ)
●学校からのT2202スリップ(授業料)
●メトロパス
●医療費レシート
●ドネーションレシート
●その他の収入証明(投資利息等)T5スリップ
●配偶者の名前、SIN番号、2008年Tax Returnで申告したNET INCOME

と、こんな感じ。個人事業主の私には”勤務先”がないので、源泉徴収の代わりに期間内の収入の総計が必要になります。提出義務はないそうですが、不明な点があった場合はお客様やボスへの請求書の控えを見せるよう要求されることもあるとのこと。
必要な書類を持って、昨日手続きをお願いする会社まで行ってきました。
出来上がった書類を政府に送って手続き完了、なのでまだ完全に終わったわけではありませんが、とりあえず一段落。

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ほっとしたところで、帰りに前からチェックしていたベーカリーでお茶。ホワイトチョコレートのチーズケーキ、最近読んでいる本と共に至福の一時です。…産まれてきたらこんな時間持つのはしばらく難しいんだろうな。。。

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お仕事

2〜3週間前に風邪で寝込んでからというもの、外での仕事を控えている状況。そんな私にボスが在宅でできる仕事を持ってきてくれました。


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このピアノは40年ほど前にアフリカで購入されたヤマハのG1というグランドピアノなのですが、その後ヨーローッパを始め各地を転々と移動し、トロントにやってきたピアノだそう。
ボス曰く持ち主は老婦人だそうなのですが、今は亡き旦那様から結婚して初めてもらったプレゼントなのだとか。ロマンティックなお話ですlovely現在はその御婦人、少し記憶がゆっくりになられているのだそうですが、ピアノを弾くのが唯一の楽しみとのこと。しばらく調律をされていなかったので、ヴァケーションで家を留守にしている間に直して欲しいとのご依頼です。
本体の方はボスが仕上げ、在宅でもできるアクション関連のことを私がやることに。
実にこのピアノ、アクションが我が家に運ばれてきた時にはクモの巣が張り、今まで手を入れられた形跡が見当たりません。ボス曰く音もすご〜く下がっているとのこと。


これ、こちらにきてからよく見かける光景。
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鍵盤の上に調律の記録を書いてしまうのですcoldsweats02 
というのも、日本でよく見かける「調律の記録カード」(ピアノの内部にあって調律時にした作業を毎回記入し、調律師が変わってもその内容がわかるように記録していくカルテのようなもの)が、こちらのピアノにはまずないのです。
ヤマハ発行の2〜30年前の「調律の記録カード」にはその存在意義として「各調律師が行った作業を記録していくことにより、後々までその責任の所在を明らかにして…云々」との表記があり、私はその言葉にプレッシャーを感じさせられたものでしたが。。。お客様にとっても調律師にとっても貴重な情報源となるカードがなぜこちらにないのかは良く分かりません。
だいたい最低音か最高音部の鍵盤の木の部分に書いてあることが多いのですが、右側の写真「S.GROWRIE」さんは、なぜに39番目の「シ」の鍵盤を選んだのかは不明ですcatfaceその鍵盤が修理された形跡もなかったので…。
この記録を見る限り1983年9月22日が最後の調律のよう。定かではありませんが。。。

家で作業をするものの、8ヶ月に入り大きくなってきたお腹はなかなかの曲者。調整をする時に前屈みの姿勢になるとお腹が作業台やアクション本体に当たってしまい思うようにできない。。。しかも腰が異様に疲れるcrying 今まで意識していなかったけれど、作業には意外に腹筋や背筋を使っていたようで、この体になってみて初めてそれに気づきました。集中力には自信があったのに、体に負担をかけないよう1時間やっては休憩、腰が痛くなったら作業が乗ってきても休憩、とゆっくりゆっくりぺース。それでもやっぱりピアノに触っていられるのは幸せで、またこんな仕事がきたらいいな…と思っているところです。
このピアノの持ち主さんに喜んでもらえれば良いのだけれど。。。

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仕事復帰

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6ヶ月も半ば、つわりも治まったので年末から仕事復帰しました。実に3ヵ月半ぶりの仕事は音楽教室の調律。久々にボスと共に朝の恒例、仕事前のTimhortonsのドーナツとコーヒーを頂き、懐かしくも新鮮な気分です。ボスの配慮により早朝は避け、朝10時のスタート。そして初日は1台だけ、大丈夫なようなら徐々に増やすという無理のないペースにしてもらいました。
久々の調律は新鮮で本当に楽しく、改めてこの仕事に就けて良かったと実感。
…ですが、やはり3ヶ月半の引きこもり生活は私の体を弱らせていたようで、体が痛い!そして異様な眠さに襲われ、お昼過ぎに帰宅後、ソファーで気づかぬうちに眠ってしまっていました。こちらに来てから一日4~5台は当たり前だったのに、1台でこんなに疲れてしまうとはcoldsweats02 16台あるピアノを4日間かけてボスと調律しましたが、ピアノによっては外装が重く、お腹が邪魔で一人では外せないものもあり、なかなか思ったよりも困難bearing 自分ができると判断しても、お腹に負担がかかっているかもしれないと思うとどうしても保守的になってしまい、思うように動けなくてジレンマ…でもきっと今は大人しくしているように、とのことなのでしょうね。産まれてきたら忙しくてそれどころじゃなくなると思うので、できるうちは無理のないペースで続けようと思います。
最近よく動くお腹の赤ちゃん、なぜか調律中「ファ」の音に妙に反応していました。好きなのか嫌いなのか…?
そう言えば、赤ちゃんの産声は真ん中の「ラ=440Hz」の音と同じ高さなんだそうです。自分のお産でぜひ実証してみたいものですが、そんな余裕あるかな?

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名刺

日本では会社勤めをしていたので、自分で名刺を作ったことがなかった私。昨年9月末にこちらに来て以来名刺の必要性を感じながらも、どこで作ったらよいかもわからず延ばし延ばしにしていました。
が、これではいけないと一念発起。先日ようやく完成しました。
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お願いしたのは「Winged Wheel」という東京、大阪に店舗を構える紙製品企画販売の会社(詳しくはコチラ )。せっかく作るなら気に入ったものを、と思いネットでいろいろ調べた結果「活版印刷」に興味を持ち、デザインの優れたこちらへお願いすることにしたのでした。名刺を作るにあたって考えた条件は、日本の方、カナディアン双方に渡す機会があるので日本語、英語併記すること、日本人らしさを表現すべく和紙を使うこと、調律師なのでピアノに関係があるということが一目で分かること、でした。
Winged Wheelでは紙の種類、印刷法、印刷色が細かく選べます。私が選んだのは耳つき和紙に、印刷色は大好きな緑色happy01。ワンポイントで入れてもらったピアノの鍵盤模様は、これも予め用意されたマークの中から選んだものですが、会社のロゴや自分の好きなマークもオプションで入れてもらうことも可能です。和紙に厚みがあるので活版印刷特有のでこぼこが感じられて、個人的には大満足catface
…ですが、できてきたのが妊娠発覚後。つわりが始まって以来仕事を完全休業しているので、この名刺、未だ使う機会がないのですsweat01
つわりが落ち着いたら徐々に仕事再開を予定しているので、早くお客様の反応を見てみたいのですが、このシンプルさ、カナディアンにも通じるかな??

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Stephan Moccio

チャイナタウンの後はコンサートへ。たまたま知り合いにチケットをもらって行ったコンサートでしたが、これが久々のヒット。

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彼の名前は「Stephan Moccio」詳しくはコチラ→http://www.stephanmoccio.com/ 。The University of Western Ontario (以前調律の研修で行った大学です)で音楽を学んだ彼は
セリーヌ・ディオンやサラ・ブライトマンに曲を提供している作曲家ですが、この日は彼自身のパフォーマンス。数曲友達のチェリストと共に演奏をしましたが、基本はピアノソロ。1曲1曲が短く、それぞれの曲に作曲のきっかけとなったエピソードを彼自身の軽快なトークで解説しながらのコンサート。曲の中には「テレビの中のセクシーなモデルに見つめられているうちにメロディーが浮かんできてできた曲」や、「アンドレ・ギャニオンにヒントを得た曲」などもありました。奇をてらったところがなく、自然な曲調で、しかも1曲が短い!小品好きの私にはもってこいです。コンサートの後はCDと楽譜も買い少しだけお話しましたが、近いうちに日本でもコンサートをするそう。場所は定かではないようですが、機会があったらぜひ一度行かれて見てください。お勧めです。

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リベンジ!!

新しく私の工具鞄に加わったのがこれ。

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そう、「Thrmometer(温度計)」です。前回これを買いに行ったときに誓ったリベンジ。詳しくはコチラ→http://mina-440hz.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_36df.html
今回の「”TH”rmometerありますか?」は一発で通じましたhappy02 でもどうやら問題は”TH”ではなくアクセントの方だったよう…。まあどちらしにてもリベンジを果たし、気分も良しwine
自分へのご褒美に再びクレープ屋さんへ。

…でも結局本当に欲しかった温湿度計は相変わらず品切れ。で、仕方なく「セクシーお姉さん」が体を張って気温を教えてくれるこれを購入。未だビキニ姿のお姉さんしか見たことがないのですが、寒くなるとどんどん重ね着していくそう。最終的にはマフラーとコートまで着用するそうです。

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Tec Tour③~ジャパニーズペース~

昨日からテックツアーはヨーク大学に移りました。

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ここはボスと私のいつもの仕事場。事前に部屋をブッキングしたり、各技術者にピアノを割り当てるスケジュール表を作成したりと、何かとやることが多くばたばたしています。
参加技術者は全部で6人。昨日からの3日間、それぞれ1日2台のペースで調律、調整、整音をします。時間的に余裕がないので、「カナダ式2時間ランチ」は廃止しよう、とボスとこっそり計画し、お昼は宅配ピザを取ったり、大学構内のカフェテリアに行ったりと時間を節約catface
日本でもカナダでも調律師が集まるとだいたい工具や工具鞄の話になり、それぞれ見せ合います。カナディアン調律師にいつも褒められるのが私の工具鞄。

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日本ではよく知られているドイツの鞄メーカー「RIMOWA」ですが、こちらではあまり有名ではないよう。工具は合計約10kg…2~3年に1度は鞄が壊れるので色々なものを試しましたが、1年半程前からこのRIMOWAを使っています。もともとは小旅行やパソコン用のようですが、ポリカーボネイトという硬からず柔らかからずな素材でできたこの鞄は軽く、多少の詰め込みOK。そしてキャリー付きなので、手のひらにマメができなくてすみますhappy01今回テックツアーのために限られた時間を少しでも有効に使えるよう、工具整理パレットを購入。整理整頓は大切です。苦手だけれど…。
他のカナディアン調律師の皆さんは常に車移動。なので、鞄は巨大、そして用途に分けて何個も持っています。工具を自作する人もいて、その作り方や新しく作ろうと考えている工具の話など、工具談義に花が咲きます。

そんなテックツアーも明日が最終日。

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Tec Tour②~カナディアンペース~

テックツアー参加2日目。今日の仕事場は新設コンサバトリーです。詳しくはコチラ→http://www.rcmusic.ca/

朝9時集合。今日の技術者は全部で4人。
9月の新学期に合わせて開校すると言われていたのに、未だ建設中の建物。。。建物に入る前にヘルメットと安全ブーツを各自着用を義務付けられます。こんな格好で調律をするのは初めてなので皆テンションも高く、記念撮影♪

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「汚れてもいい格好で」という事前のドレスコード(?)も納得。 

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出来上がっている部屋もあるものの、配線やパイプもむき出し。いつ出来上がるのでしょう???
建設中の建物は迷路のようで道に迷いつつ目的のピアノを探すものの、なかなか見当たらず。行ったり来たり、上ったり降りたりしながら探すこと約1時間。結局この新しい建物には私達がメンテナンスするべきピアノがないcoldsweats02!!!!…ことが発覚sweat01
それでもみんな。「じゃあ古い建物に移動するか~」と、ゆったりペース。これがカナディアンペース?!wobbly そこから車で走ること15分。古い建物に着いてからピアノがある各教室の予約をして、ようやく作業を始めたのが11時半。「もうお昼だね~」と言いながら作業を開始。お昼ご飯には約2時間を費やし、1日で2台やる予定だったのが、結局1台でめいっぱいshock もともとぐうたらの私ですら「いいのかこれでgawk???」と思ってしまうほどでしたが、きっといいのでしょう。私以外はキャリア30年超えのベテラン。みんなやるべきことはきちんとやっていて、しかも楽しそうに過ごしていました。
心の余裕も必要。
3年後にはきっとこのカナディアンペースにどっぷり漬かっていることでしょう…maple

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Tec Tour in Toronto

今日から始まりました、トロントでのテックツアー。テックツアーについてはコチラ→http://mina-440hz.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_83e0.html
今回は2週間の期間中、トロントはもちろんバンクーバーやオタワ、ナイアガラからも召集された合計7人の調律師がローテ-ションで4校を回る予定。初日の今日はトロント大学です。

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1827年創立のトロント大学の敷地内には歴史的な建造物もあり、映画の撮影に使われることもあるとか。実は全く気付いていなかったのですが、夫が筝の演奏をしに週末よく通っていたロイヤルオンタリオミュージアム(ROM)も大学の敷地の一部だそう。ダウンタウンの中心地であるにもかかわらず、キャンパス内には木々が生い茂り、ランニングをしている人やベンチでくつろぐ人達がちらほら。トロント大学についてはコチラ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E5%A4%A7%E5%AD%A6

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9時から17時まで、途中お昼休憩を挟んでの作業。今日のメンバーは4人のカナディアン調律師+私。各人グランドピアノを1台づつ担当して調律、調整、整音をします。ちなみに調律師の仕事というと調律だけが良く知られていますが、下記の4つに分けられます。
①調律…音律を正しく合わせる
②整調(調整を専門用語化してこう呼びますcoldsweats01)…タッチの調整
③整音…音色を作る
④修理…切れた弦を張り直したり、外装に付いた傷を直したり、作業内容は様々。

トロント大学にはお抱えの調律師がいるので、その人の要望や先生方の意見を聞きながら、作業を進めます。
ちょっとびっくりするのがお昼休憩。日本だったらさっさと食べて作業続行、と思うところがここはやはりカナダ?!みんな話好きなので休憩が長い!
そしてやっぱり未だに慣れないノースアメリカ標準の柔らかい音。。。

次回の稼動は月曜日。今日のトロント大学のお隣にリニュアルされたロイヤルコンサバトリーです。古い建物には行っていたけれど、新しいビルは今回が初めて。楽しみです。
ちなみにアグネス・チャンはトロント大学の出身だそうcatface

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Cedar Ridge pops

先週末仕事の依頼を頂いて、トロントから北へ車で2時間ちょっとのMidlandという街に行って来ました。Midlandは先日行ったBlue Mountainの近く。ジョージア湾に面した水の街です。
Midlandでは6年ほど前から地域の発展を目標とした「Cedar Ridge pops」というイベントを開催しており、利益はスクールバスを買うなど全て地元に還元されるそう。このイベントが行われたのはCedar Ridgeという別荘地で有名な土地で、イベントには地域の人々や地元の名士などが招待されていたようです。
今回の依頼はそのイベントのメイン、クラシックコンサートの調律です。元々は野外コンサートを予定していたのですが、残念ながらこの日は雨。場所を近くの教会に移します。
…が、ピアノがなかなか届かない…。届くのを待つ間にご近所の方の調律をさせて頂きました。写真はお客様のピアノ。1866~1978年までトロントで製造されていた「Heintzman」というメーカーのものです。Heintzmanは1986年までは場所をHanoverに移しながらもカナダ国内で製造されていたようですが、現在は中国で作られています。

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3時間遅れでようやくピアノ到着!…コンサート本番まであと1時間。

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演奏者の方々のご理解の下無事に調律を終え、コンサートが始まりました。毎回出演者を変えて行われるようですが、今回の演奏者は「The Via Salzgurg Orchestra」。バイオリニストをリーダーとする弦楽器のグループです。そこに今回はピアニストとソプラノ歌手を迎えてのコンサート。「Summer on the Blue Danube(=美しき青きドナウ川の夏)」というテーマの下、ヨハン・シュトラウス2世やモーツァルトなどウィーンで活躍した作曲家の作品をメインとしたプログラム構成で耳慣れた曲も多く、お客さんもとても楽しんでいる様子でした。

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コンサートの後は場所を別荘のお庭に移してディナー。300人はいるであろう出席者全てに着席でディナーが振舞われます。私も役得でお呼ばれです♪
ディナーが始まるのを待つ間はオークション。出展物は絵画やワインに始まり、エステ招待券や旅行券、そしてグランドピアノなど様々。それぞれの出展物に用意された紙に名前と金額を書き込んでいき、ディナーの最後に獲得者を発表する形式で、ここでの利益ももちろん地域に還元されますが、私は見慣れぬ風景に驚くばかり。
このイベント、地域のためのものではありますが、出席者はそれぞれに事業を営んでいる人も多くビジネス交流の場でもあるようです。
カナダに来てから日本では体験したことのない事柄を、仕事を通してさせてもらっています。ちなみに庭だと思っていたディナー会場。実はただのドライブウェイ(=敷地入り口から車庫までの車の通路)だそう。カナダは広い。。。

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仕事始め

こちらに来てからの仕事は学校調律がメイン。一般のご家庭には依頼があると、たまに伺う程度なので、学校が休みになると仕事がなくなってしまうのです。
過ぎてみればほぼ丸1ヶ月あった長い夏休みも終わり、ようやく仕事が始まりました。
朝5時半集合、久々の早起きです。
そして仕事前の定番。
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朝のコーヒータイム、Tim Hortonsのコーヒーとデニッシュでウォームアップ。今日はアップルチーズデニッシュです♪

眠たいけれど、やっぱりピアノに触れていたほうが幸せですclover

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グールドの机

グレン・グールドをご存知ですか?カナダ出身の伝説的なピアニストです。詳しくはコチラ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
グールドはトロント出身、そしてトロント王立音楽院(The Royal Conservatory of Music)出身でもあります。

Dsc01180この写真、一見粗大ごみのように見えますが、実は グレン・グールドが自宅で実際に使っていたという机。逆さまにされて引き出しも出された状態ですが、グールドが亡くなった後、巡り巡って現在は音楽院の1室に置かれています。今日はその部屋で仕事だったので記念撮影camerashine というのも、来月末音楽院は少し離れた新しい建物にお引越し予定なのですが、この机も持って行くのか定かではないので …。


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これは、CBC(カナダ放送協会)ビルディング前に設置されているグールド像。

彼のCDはよく聴いていたけれど、この街でグールドは暮らしていたんだと改めて実感。




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追記

ブルーマウンテンから見に行った厩舎の写真を入手したので載せておきます。
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写真右は最近生まれたばかりの子馬。たてがみもポワポワでした。

Dsc_0331 これは馬の餌。乾燥させた草を機械でぐるぐる巻きにしたものです。トロントからCollingwoodに向かう途中、至るところで見かけたのがこれ。広い野原にこれが無造作にいくつも置かれており、何だろうと不思議に思っていたのでした。ちなみに直径150cm前後あります。

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馬の見張り番なのか、ちょっととぼけ顔の犬がいました。ずっと芝生の上でゴロゴロ…役目を果たしているのかな?

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再度行って来ました、ブルーマウンテン。今回は週末土曜日に行われるコンサートのための調律ということで、前日入りの1泊2日、車のない私…運転手の夫と共に行って来ました。3日から行われているサマーセミナーは、こちらのヤマハ音楽教室の生徒向けに行われているもので、ノースアメリカの生徒の中から希望者を対象にしたものだそう。トロントはもちろん、バンクーバー、またアメリカから来ている生徒もいました。実際の授業は見ることができなかったのですが、部屋の外に聞こえてくる生徒の歌声が「ドレミ」!カナダでは音名は「ABC」(A=ラ)で教えられるのが普通のようですが、ここはやはり日本式(元々はイタリア語ですが)。
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コンサートはJOC(Junior Original Concert ジュニアオリジナルコンサート)のために作曲をした生徒のためのもの。ピアノソロ、ピアノとエレクトーンのデュオなど皆自作曲を披露します。日本では有名な「エレクトーン」。ノースアメリカでも以前は販売されていたものの、最近は一般販売されていないそう。日本のヤマハ音楽教室のグループレッスンの教室には生ピアノ1台と生徒用のエレクトーンが並んでいますが、こちらではエレクトーンの代わりにクラビノーバが並んでいます。ヤマハっこだった私にはちょっと不思議な光景。

調律の合間の自由時間は周りを散策したり、夫の同僚のカナディアンが持っている馬を見せてもらいに近くの厩舎に行ったりと、ゆっくり過ごしました。残念ながら上の写真1枚取ったところでカメラの充電が切れてしまったので写真はありませんが…お天気も良く、仕事+αの良い時間が過ごせました。

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ブルーマウンテン

ナイアガラで散々遊んだ翌日は、お仕事。今回依頼を受けたのはトロントから北に車で2時間、Colligwoodという街で行われるサマーセミナーのための調律です。
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仕事…といっても郊外への移動は旅行気分。ほぼペーパドライバーの私はこちらで車を持っていないので、依頼者の方に連れて行って頂きました♪その途中辺り一面黄色い土地が…タンポポかと思いきや、これはマスタードの花なのだそう。マスタード農家はこちらではとてもポピュラーだそうなのですが、あまりの広大さに目を奪われます。そして、野生の鹿が2頭出現!これはカナディアンにも珍しいそう。

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海?のようですがこれはヒューロン湖の一部のジョージア湾。「波もないし、浅瀬が続いているので泳げない君には最適だね」、とColligwoodは初めてだと言う私を案内してくれました。
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セミナーが行われるのは「ブルーマウンテン」というスキーリゾート地。冬場はスキー客で賑わうそうですが、湖も近いので夏場も人が集まるそう。特に昨日7月1日は「カナダデー」、カナダ建国記念日で、先週土曜日から続く大型連休のためかお客さんで溢れていました。トロントから運ばれてくるピアノの到着を待つ間、ちょっとだけお散歩♪             Dsc01134

 

…そしてグランドピアノ4台が到着しました。



こちらの標準ピッチは440hz。日本は440~442hzの間で、オーケストラは442hzが多いようですが、こちらはトロントシンフォニーも440hzだそう。この時期は冷房で上がってしまったピッチを戻すのに苦労します。

今週木曜日からスタートのセミナー、土曜日にはコンサートがあるそうなので調律のために再び行く予定です。「今度は水着を持ってくれば?」と依頼者のセミナー主催者の一人でピアノ講師の彼女は既に今日からマウンテンバイク持参。楽しみ方を知っているなぁ。。。

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セミナー

先月末から今月頭にかけての4日間、この間遊びに行った調律学校で行われるセミナーに参加してきました。数年前から始まったこのセミナーにはカナダからはもちろん、アメリカ、そしてアイルランドなどから調律師が集まりました。
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いくつかのピアノメーカーから来た技術者などが講師を務め、各メーカーの歴史、ピアノの調整方法、新しく開発したプラスチックの部品について(写真右)など各クラス1時間半の授業を行います。面白かったのは今回ハンマー(ピアノの弦を叩いて音を出すフェルトと木でできた部品。右写真の白い丸っぽい部分です)メーカーの方がドイツから来ていて授業をしたのですが、フェルトと言えば羊毛。ピアノのハンマーに使われるのはメリノ種と呼ばれる高級種で、繊維がとても細く(20ミクロン前後)、丈夫で色の白いのが特徴なのだそう。ハンマーのできるまでを映像で見せてもらったのですが、音に直接関係する大切な部品だけに小学生の頃に行った社会科見学のような気分で興味津々。昔作られたと言う変り種で、羊ではなくウサギの毛を使って作られたハンマーもあったとか。どんな音がするのか聴いてみたいものです。
さて、セミナーはもちろん全て英語。少しずつ慣れてきたとは言うものの、やはり授業は100%理解することはできず…そして授業の合間には30分の休憩があるのですが、ほとんどが個人営業のこちらの調律師。休憩時間は情報交換の大切な時間です。…が、各地からきたなまりのある英語を理解するのは初心者の私には難しく、雑談もままならず。英語をもっと一生懸命勉強しようと心に誓って帰途に着いたのでした。
来週から週に1~2回トロント郊外にあるこのセミナーで知り合った調律師の工房で働かせてもらうことになりそうです。英語。頑張ろう…。

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テックツアー

先週の日曜日から3泊4日でモントリオールに行って来ました。目的は「テックツアー」と呼ばれる現地調律師によるピアノ調律、調整の学校を巡るツアーに参加するためです。
Via2 トロントからモントリオールまでは電車で約5時間。今回行きは普通座席が満席で取れなかったので、グリーン車のような車両に乗ることに。ここでは普通座席とは違い食事のサービスがありました。ワインを飲みながらのランチです♪
到着時間が1時間ほど遅れ6時間かかりましたが、列車は快適!この日は移動だけだったので夜は5人の現地調律師との顔合わせを兼ねた夕食でした。モントリオールはフランス語圏…日本からもメーカーの技術の方がいらしていたので日本語、英語、フランス語が飛び交う夕食となりました。

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翌日行ったのはマギル大学。1821年創立のこの大学はカナダ最古だそう。100台以上ピアノがあるそうですがツアーでは1~2台のグランドピアノを2日間かけてメンテナンスします。メンテナンスをしながらもそれぞれの部屋を行き来して調整方法について話し合ったり、道具について自慢しあったり、日本と違って会社に所属せず個人で活動する調律師がほとんどのカナダ。情報交換の場でもあるようです。また調律学校が少ないカナダは調律師によって調整方法が若干違うこともあり、それぞれの話を聞くのも面白く、私も紛れて他の部屋にお邪魔しました。
3日目の夜はモントリオールで開かれている国際音楽コンクールのピアノ部門上位者によるコンサート形式の演奏を聴きに行って来ました。そこで驚いたのは使われていたピアノの音がとても柔らかかったこと。コンサートの後、皆でパエリアを食べながらそのピアノについて意見交換です。私には柔らかすぎたその音はカナディアンにも柔らかく感じたけれど、ノースアメリカでは普通なのだそう。「標準」の違いにショックを受けつつも、とても良い勉強になりました。
日本とカナダとの違いを知る良い機会を持つことができ、カナディアン調律師は皆50代付近の男性調律師ばかりでしたが気さくでとても楽しい時間を過ごすことができました。次回は8月にトロントで同じツアーを行う予定。今から楽しみです♪

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調律学校 in Canada

カナダの調律学校、現地調律師の話によると国内に2つしかないとのこと。日本はと言うと東京都内で私が知っているものだけでも6~7校はあります。カナダ国土面積は日本のほぼ27倍ですが人口は日本の4分の1だそう。ピアノ普及率の違いもあるのでそれも頷けるところでしょうか。
昨日はトロントから車で2時間ほどのところにあるボスの出身調律学校「The Piano Don Wright School」に行って来ました。州立のUniversity of Western Ontario(ウェスタンオンタリオ大学)に設けられた調律コースは期間8ヶ月、定員15人程度だそうです。現在掛川にあるヤマハの調律学校は期間は1年、定員30名程度ですが20年程前のピーク時は定員100名だったこともあるとか。
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テムズ川北側の1.6平方キロメートル(東京ドーム34個分!)の敷地に広がるこの大学は、生徒数約3万人、75のメインキャンパスを持つマンモス校。構内は緑がいっぱいで、在校中ボスはお昼休みによくサッカーやフリスビーをして遊んだとか。

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教室は日本の調律学校とさほど変わりませんでしたが、違うのは置いてあるピアノです。写真左が調律ブースなのですが、ヤマハ、カワイを始め、ニューヨークスタインウェイ、ドイツのザイラーなど様々なメーカーのピアノが置かれています。ピアノの種類も様々ですが、生徒もアメリカ、アイルランド、オーストラリアなど各国から集まってくるそうです。
実は5月末の3日間、ここでセミナーが行われる予定で、カナダ近隣から調律師が100くらい集まるとのこと。面白そうなので参加させてもらうことにしました。それまでに英語もう少ししっかり勉強しなくては…。

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オレンジピアノ

今月は学校と音楽教室の調律が大忙し。調律と調整、修理の依頼で予定が埋まっています。日本でも学校の調律はちょうどこの時期によく行っていましたが、日本だと多くの場合ピアノは音楽室と体育館の2箇所にあって、音楽室はまだいいのですが暖房のない体育館は極寒!調律はじっとしているものだから余計です。寒いのが苦手な私には本当に辛い日々で、貼るホッカイロを腰とつま先に貼り、普通のを上着の両ポケットに入れ、タイツと靴下の2枚重ねに指先のない手袋、そして夕方先生方も帰り誰も来ないようならマフラーまでして調律をしていました。でもたまに守衛さんが見回りに来ることがあってちょっと気まずい思いをすることもsweat01
その点カナダは外は寒いものの部屋の中は暖か。そんな思いをすることなく快適に仕事が出来るのですが、なぜかピアノが異様に汚い…指紋はまだしも、ピアノにコーヒーがこぼされていることが頻繁にあります。しかもみんな甘いのが好きなのか砂糖とミルクのたっぷり入ったコーヒー…ひどいのはピアノの中までこぼされています。そしてこの間見つけたピアノ。
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なんと鍵盤と鍵盤を押さえている横棒(鍵盤押さえ)の間にオレンジが押し込まれているではありませんか!2日前に見た時はなかったのに、乾燥がひどいものだからすっかりドライフルーツになってしまっています。こちらの人達はお昼ごはんやおやつにバナナやオレンジ、リンゴなどフルーツを気軽に丸のまま持ってくるのですが、食べ物持ち込み禁止の練習室に持ち込んで、ピアノにまで食べさせるとは!
でもバナナじゃなくて良かった。。。

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領事館のピアノ

先週の木曜日、領事官邸にあるピアノの調律依頼を頂きました。
Pict0778 譜面台と上前板に美しい花の装飾が施された木目のピアノは、8年前にヤマハがピアノ製作100周年を記念して作った限定モデル。自動演奏機能付きです。
この日は夜にパーティーがあり、ピアノを使うとのことで、そのための調律。暖房のために少し下がり気味のピアノを調律、調整していると、演奏者の方々が到着されました。アシュリー・イングラムさん(Ashley Ingram)をご存知ですか?イギリス出身の音楽プロデューサーで、イギリスの女性シンガー”Des'ree”の「You gotta be」を始めマライア・キャリー、日本でもCharaやCrystal Kayなどに楽曲提供をしている方です。彼はトロントで英会話と音楽を教えるプライベートスクールを経営されており、この日の演奏者は彼と彼の生徒さんたちによる歌でした。実はアシュリーさんに会うのは2度目。トロントに来てから別のイベントで一度お会いしたことがあったのですが、調律師としてお会いするのは初めてです。再会のご挨拶をした後、「不協和音が好きなんだ」と、アシュリーさんは椅子に座って低音から高音までゆっくりと音のチェックをされていました。ちょっと緊張しながら様子を伺っていると、「Lovely!」とのお言葉。調律を気に入っていただいたようで、ほっと一息。
領事館主催のこのパーティー、在トロント日本人を招待しての日本人コミュニティ強化を図る催しのようで、この日はピアニストやダンサー、写真家など音楽や芸術関係の方々が主に招待されていたよう。私も”調律師”としてご招待頂き、調律後そのままパーティーに出席させて頂いたのでした。出席者の方々と音楽のお話をしつつ、自分の勉強不足を感じながらも、日本ではなかなか体験できない貴重な機会を楽しませて頂いた1日でした。

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Casa Loma!

「Casa Loma」は、トロントの有名な観光スポットのひとつ。ナイアガラの滝の水力発電で富を築いたカナダ陸軍将校のヘンリー・ミラベットの邸宅として1911年から4年にわたって建設されたお城のような建物です。
昨日はそこで調律の仕事が入りました。いつも調律をしているRoyal Conservatory(王立音楽学校)主催のパーティーがそこで開かれるとのこと。3台のグランドピアノを運び込むので、その調律を依頼されたのでした。
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パーティー開始は19時。私のボス、Andrewと共にピアノが運び込まれる予定の15時少し前に参りましたが、なかなか作業が進まず。「時間がかかりそうだから観光してて」と係りの人。お言葉に甘えてゆっくり中の見学をさせて頂きました。

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玄関を入ると1階はパイプオルガンを備えた大広間、そこから続く図書室、そして奥には温室のような造りの丸天井の広間があります。今回はそれぞれの広間に1台づつピアノを設置したのですが、ようやくピアノが運び込まれ組み立てが終わってほっとしたのも束の間、調律中にパーカッションやら弦楽器のリハ-サルが始まってしまいました。ただでさえ天井が高く響きの良い建物なのに、ピアノのすぐ横ではパーカッションのリハーサル…。何とか調律を終えた後は、ご褒美にパーティーに参加させて頂きました♪今回のパーティーの趣旨は、カナダ国内のリッチな方々を招いて、Royal Consarvatory生徒による生演奏をお披露目し、若い才能(が通っている学校)に出資してもらうという、寄付金収集。ボス曰く、俳優やニュースキャスターなどの著名人の顔もちらほら。


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ピアノやヴァイオリンソロ、管楽器のバンドやソプラノ歌手によるアリア、室内楽やハープの演奏などたくさんの生徒さんや講師による演奏が各広間で行われて いましたが、中でも人気のあった男性ピアニストのために$5,000,000(5億円強!)寄付した方がいたとのこと!!
3つの広間で同時に演奏をするので少し騒々しかったものの、ワインを飲みながら、ゆっくり演奏を聴くことができました。仕事の緊張感の後に美味しいワインと素晴らしい演奏。役得です♪




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仕事2!

仕事報告第2弾!昨日初めてカナダの一般家庭に伺ってきました。知り合いから紹介を受けての訪問でしたが、初対面に加え、もちろんのこと会話は全て英語です。
ダウンタウンからは少し離れたところにある一軒家のお宅。こちらでまだ車を持っていない私は日本と同様、電車とバスでの訪問です。地下鉄はよく使うので慣れているものの、バスはまだ数回しか乗ったことがありません。さらに先週末降った大雪が雪かきされてはいるのですが、歩道の両脇に山積。歩くのもままなりません。
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バスがなかなかやって来ず、少し約束の時間に遅れてしまったもののどうにか無事到着。メールを数回やり取りしての訪問でしたが、迎えてくれたのは旦那様のMark。ピアノはお嬢さんがヤマハ音楽教室に通っているので弾くのですが、彼もギターを弾くそうで、自宅の地下には小さなレコーディングスタジオがあるとのこと。「Heintzman」という元はトロントで作られていたメーカーのピアノは(以前ご紹介した移調ピアノと同じメーカーです)、10年近く調律されていないようでだいぶ音が下がっていましたが、ギターとピッチを合わせたいので440Hzで、とのご依頼。約85年前に作られた彼のピアノは少しお疲れ気味で、急に音を大きく上げることに不安がありました。日本でお客様にご説明するのと同様調律前に、弦が切れる心配があることやその他起こりうる危険を説明したのですが、ちょっとしどろもどろ。事前に学習しておくんだったと反省しつつも、私のつたない英語での説明に対しMarkが「それはこういうこと?」と分かりやすく質問をしてくれたので、どうにか伝えられた様子。
四季はあるものの日本とは気温、湿度が大幅に違うカナダ。こちらのピアノはそれに対応できるよう、若干中の部品の造りが違うことがあります。そんな違いを見るのも楽しく、中を良く見たり、写真を撮らせてもらったりしていうちにあっという間に時間が過ぎてしまいます。
調律終了後、小学校から帰ってきたお嬢さんにピアノの試弾を頼んでみると、クリスマスソングを1曲弾いてくれたのですが、そんなところにカナダを感じ、なんだか微笑ましい気持ちになりました。
帰りは方向音痴の私を心配して車で地下鉄の駅まで送って頂きましたが、こんな私を快く受け入れてくれたこと、本当に感謝です。

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仕事!

先週から少し本格的に仕事が始まりました。今までは知人の紹介で日本人の方のお宅に伺ってはいたのですが、先週からカナダ人の調律師と一緒に働くことに。
今の主な仕事先はYork Universityという大学なのですが、大きな学校でピアノが70台くらいあるそう。年に3~4回調律するそうなのですが、こちらは調律師不足。通常は1人で見ているそうです。
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生徒がいない時間帯が良いからと、朝の6時に作業開始!各教室の調律を休みなく続けます。学校にはホールもあるのですが、この日はこのホールを使ってレコーディングがあるとのこと。一緒に働いているカナダ人調律師アンドリューに勧められて、ホールの調律もやらせてもらいました。
彼とのやり取りは全て英語、私の語学力はイマイチ…
彼は紳士なので私が話すのを辛抱強く待っていてくれ、一生懸命理解してくれようとしますが、”調律師”という繋がりがあるからどうにか通じている状態です。語学ができなくても自分にできることがあるということの喜びと共に、仕事というプレッシャーから早く喋れるようにならねば、という焦り…と言いながらも、けっこう楽しく過ごしています。

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Modulation Piano

今日は久しぶりにピアノのお話です。
先日行ったピアノ屋さんにあった面白いピアノ。
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「Modulation Piano」と説明されたのですが、何のことか分からず持参していた電子辞書で調べてみると、「Modulation 」=「移調」とのこと。実はこのピアノ、鍵盤の右下にハンドルがついていて、回すと鍵盤が左右にスライドします。中央の「ド」の鍵盤手前に縦線が引かれているのですが(写真右)、この「ド(=C)」の線を銀のプレートの「G(=ソ)」に合わせると、「ド」の鍵盤を弾いているのに「ソ」の音が出るようになります。写真は「ド」を「B(=シ)」に合わせた状態ですが、「ド」を「G(=ソ)」~「F(=ファ)」まで動かすことができるようになっています。と言うことは、#♭のついていないハ長調の曲を弾くときにハンドルを動かしてセットすれば、#♭がいくつもついた調にピアノが勝手に変換してくれると言うこと。電子ピアノにはそういった機能を備えたものもありますが、生ピアノで見たのは初めてでつい夢中になり、店員さんに頼んで開けて中身を見せて頂きました。
カラオケのボイスチェンジ(というのでしょうか?音程を変えるボタンありますよね??)と似たこの機能、歌の生伴奏には最適かもしれません。
ちなみにこのピアノ、HEINTZMAN(ハインツマン)というなにやらケチャップのような名前のカナダメーカーによって作られたピアノで、はっきりした年代は聞くのを忘れましたが、古いものだそうです。

*HEINTZMANは現在もブランド名は残っていますが、中国の「北京星海ピアノ集団有限公司」というメーカーでで作られているそうです。

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デビュー

今日はカナダでの初仕事。ようやく調律師デビューです!…といっても知り合いに紹介をしてもらった日本人のお宅でピアノもヤマハだったので国内とそんなに変わりはありませんでしたが、今回気になったのが湿度のこと。日本は湿度が高く、乾燥剤をお勧めすることが多いのですが、トロントは逆。私はまだ体験していないのでその大変さは分かりませんが、冬場の乾燥はひどいそうで、加湿器を3台置いても追いつかないそう…こちらの冬はマイナス20℃になる日もあるとか。外が寒い分、家の中は暖房を強くするため乾燥がひどくなるようです。伺ったお家も乾燥を気にされて、ピアノの中に水を入れたペットボトルを蓋を開けた状態で置いていらっしゃいましたが、こぼれたら大変。日本のように地震は多くないとしても、です。

湿度によってピアノの音色も変わってきます。以前長崎の雨の多い地域から上京してきた知り合いの調律師が「長崎よりも東京のピアノのほうがすっきりと響く」と言っていたのですが、私もトロントに来て同じようなことを感じています。環境によって変化するピアノは、やはり生き物だと改めて実感しました。良い環境を作ってあげなくては…

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トロントの街はハロウィンムードが漂っています。こちらでは当日、実際に子供たちが家々を回るとか。スーパーではハロウィン用の大きなかぼちゃがC$5(C$1≠\116)くらいで売られていたり、街中に数多くあるカードやラッピング用品専門のお店にはハロウィンカードや変装グッズがたくさん並んでいたりしています。

右の写真は初仕事終了後のランチです♪ブリトー専門店に行ったのですが、私のブリトーのイメージはコンビにで売っているチーズとハムの入った薄い粉っぽいもの、だったのですがそれを覆す、野菜やらお肉やら中身たっぷりのずっしり重いものでした。美味しいのですが、あまりに重くて、半分食べて半分テイクアウトに。胃はまだまだ日本サイズです。

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YUS

昨日は渡加前の調律納め、実家のピアノの調律をしました。たまに里帰りしたときにちょこちょこっと狂っているところだけ修正はしていたのですが、全域をきちんと調律するのは、実はとっても久しぶり…。Yus_2

私が4歳になってすぐ、我が家にやってきたこのピアノ。その日、朝から楽しみに、本当に楽しみに待っていたのに、クレーンに吊られて窓から入ってきた私のピアノは、オレンジ色の何だかとっても汚れた毛布にくるまっていました。「こんなに汚いのが私のピアノ…」と、とてもショックを受けたことを今でも覚えています。その後梱包を解かれ、中から黒いピカピカのピアノが出てきたときは本当に嬉しく、弾く前には必ず手を洗って、弾き終わったらきれいに磨いて、と、しばらくはとても大切に扱っていましたがその後、兄がピアノの上に飾っていた大きなガメラのプラモデルが落下して鍵盤蓋に傷がついたり、家族総出で部屋移動したものの、やはり素人。側面に擦り傷を作ってしまったりしましたが、今ではその傷も良い思い出です。

「YUS」とはこのピアノの機種名。片想いの相手です。

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大統領のピアノ

北川温泉旅館「望水」をチェックアウト後、近辺で観光を、と思い行ってきたのが「伊豆オルゴール館」http://www.izu.fm/です。「オルゴール館」と名の付く施設は至る所にありますが、ここで面白かったのが「大統領のピアノ」です。

Stein このピアノは1897年に作られたスタインウェイで、ニューヨーク民主党クラブに置かれ、トルーマン大統領、ケネディ大統領など、当時多くの民主党員が弾いたり伴奏で歌ったりしたピアノだそうです。その後オークションに出され、巡りめぐってこの場所に来たようですが、このピアノ、オルゴール館来場者が希望すれば弾かせてもらえるとのこと。どうしても音が聴いてみたくて係りの人にお願いしてみると…

●ピアノ歴10年以上 ●他の来場者に心地よく聴いてもらえるくらいの腕前があること ●1曲だけ …等と、なかなか細かい条件が。でも、めげずに弾いて参りました。

音は…素晴らしく調律されておらずぐにゃぐにゃでしたが低音が豊かに響き、音量もありました。装飾もかわいらしく、このピアノの存在自体に何だか嬉しくなります♪

でもこのピアノ、自動演奏機能も付いていないようで、オルゴールとも無関係…なぜここに?

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