ピアノ♪

2010年2月11日 (木)

Moccio

バンクーバーオリンピック、いよいよ開幕しますね。
そしてなんと!今回テーマソングの「I believe」を作曲したのがあのStephan Moccioなのです!!
オリンピックまでカナダにいられなかったのが残念ではありますが、嬉しいニュースです。
それにしても、英語とフランス語、両方のバージョンを違う歌手が歌っているところが何ともカナダらしいですね。

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2009年7月14日 (火)

仕事復帰…トライアル

「日曜日、時間があったら仕事してみる?」とボスからの連絡。私が妊娠して以来「いつでも好きな時に戻って来てね」と、他のアシスタントを雇わず一人で仕事をしているボスはこの時期には珍しく今年は大忙し。
出産してから一度だけ調律の仕事をしたのですが、その時は友人のお母様がたまたま日本からいらしていたので我が子を預かってもらったのです。が、今回は残念ながら夫は朝からゴルフ、急なことなので預かってもらえそうな人もいない…ということで子連れでも仕事ができるのか試したいこともあって、我が子を連れて行くことにしました。
幸い仕事場所はいつもの大学、そして調律ではなくハンマー整形だったので我が子はストローラーに乗せて作業をする部屋に同席。

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朝9時から始めた作業。お昼までは多少ぐずることはありましたが泣くこともなく、2回の授乳で作業もはかどりました。が、昼食後は同じ場所にいるのに飽きてしまったのかぐずぐずが続き、その度にストローラを押して教室内をぐるぐるしてみたり、授乳してみたり、はたまたボスが手を止めてあやしてくれたり。。。
「子供最優先。いつでも作業を止めていいし、好きな時に家に送って行くからね」と優しいボスは言ってくれるけれど、忙しい彼は今月、2日しか休みが取れないことを知っているので、何とかこの急ぎの仕事を終わらせたい私…でもぐずる我が子を放っておくのに罪悪感を感じるのも事実。
結局16時頃にゴルフを終えた夫に、我が子を連れ帰ってもらうことにしました。

「彼女は最高のエンターテイナーだったよ。また来週もどう?」と、時間がかかってしまったことにも嫌な顔一つせず、どこまでも優しいボス。
最近よく保育園不足についてニュースになっていますが、収入のため、自分のスキルのため、社会貢献のため…と仕事の両立に悩んでいる女性も多いことと思います。
我が子の成長を自分の目で見ていたいので、今のところ保育園に預けて仕事をすることは考えていませんが、スキルアップしたいという気も捨てきれず。
しばらくは優しいボスに甘えて出来る範囲内で両立して行くことになりそうですが、つくづく自分は恵まれていると周りに感謝です。

無事仕事を終え21時に帰宅すると、眠る我が子の横に疲れきった様子の夫。相当ぐずったようで、我が子命の夫もさすがに言葉少な。。。
そんな夫にも感謝、です。

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2009年6月16日 (火)

研修→離ればなれ

オランダの整音(ピアノのハンマーを調整して音色を作る行程)スペシャリストがトロントに来る、という情報を得たものの講座が行われるのは金曜日の朝から夕方まで。1ヶ月の我が子のことを考えると到底無理。。。と思っていたら、夫が会社を休んでベビーシッターをしてくれるとのこと!
久しぶりの一人での外出、そして何より我が子と初めての離ればなれの時間。どうなることか心配ながらも貴重な機会なので行くことに決定。
日頃は完全母乳なのですが、この日はミルク。事前に試した結果やはり味が違うのか、あまり気が進まないものの飲んでくれるので、家を出る前にミルク、湯冷ましを用意。ミルク作りで日本と違うのがお湯の温度。日本だと70℃かそれ以上が一般的だと思うのですが、こちらは湯冷ましでOK。粉ミルクの缶には水道水を一度沸かし、冷まして室温になったものを使うように表記してあります。冷ます手間が省けてお手軽です。ちなみに粉ミルク以外にそのまますぐに飲ませられる液体ミルクも売られています。
後ろ髪を引かれながらも迎えに来てくれたボスの車で会場に向かいます。
考えてみればこうしてボスの車に乗るのも久しぶりだねー、と話しながら、朝5時半集合で働いていた時のことを懐かしく思い出します。
この日の講座はカナダの調律師協会(CAPT)向けのもの。知っている顔もちらほら、約70人ほどの調律師が国内から集まりました。9時にスタート、お昼休憩を挟み17時までのこの講座の後には19時半からハンマーメーカーのプレゼンも行われる予定。久々の雰囲気に興奮気味の私を尻目にカナディアンたちはどことなくそわそわ。。。なんとこの日はアイスホッケーの最終試合が行われるそうで、皆ハンマーの講座に出るか、家でテレビ観戦するかを迷っている様子何ともカナダらしい。
講座はとても興味深いもので夜中の授乳で寝不足にもかかわらず睡魔もやって来ず、でしたがお昼を過ぎた頃からだんだん胸の張りがひどくなり…やはり完全に我が子のことを忘れられないように母親の体は上手く出来ているものだと妙に感心。夜の講座も続けて出席するつもりでしたが一度帰宅することにしました。
さてさて、授乳すべく急いで家に帰ってみると、我が子の横でぐったりと寝ている夫を発見。
「大変だった…」
でしょうね会社を休んでまでベビーシッター役を買って出てくれた時には正直驚きました。カナディアン調律師たちも「勇敢な旦那さんだね」と言っていましたが。。

講座に出席して仕事熱をおおいに刺激されましたが、やっぱり仕事復帰はまだ少し先になるでしょうか。今はお腹いっぱいで幸せそうに眠る我が子を見ている方が私も幸せ、です。

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2009年4月20日 (月)

注目株!コンサート

先週末は以前から楽しみにしていた私の好きなピアニスト、Toddのコンサートがありました。ボスの友人でもある彼は、Conservatory(王立音大)の学生さんで、そこの調律をしていた時に初めて会ったのですが、彼の出すffに感服。ppがきれいなピアニストはいますが、彼の出すffはとても美しかったのです。

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この日はTSO(トロントシンフォニーオーケストラ)との演奏。リストのPiano Concerto No.1 の演奏です。彼は小さい頃から才能を発揮、トロントでは割と有名なのか座席もほぼ埋まっていました。
ところが、残念ながらこの日の私たちの席はオーケストラの裏側。聞こえてくるのは金管と打楽器の音ばかり。。。ピアニストの顔は見えるものの、肝心な音が聞こえてこないのです
ので、彼の演奏、楽しみにしていたのですが十分に味わうことは出来ず。。。残念

その代わり、オーケストラの様子はよく見えました。ピアニストのTodd、パワフルな演奏をするのですが、実は彼、凄い汗っかき。彼の演奏した後のピアノの鍵盤は手から出てきた汗でびっくりするくらいカピカピ。Conservatoryでも彼の演奏の後は鍵盤を掃除するのが大変で、ボスと私はカピカピになった鍵盤を彼の名字を取って「Yaniwed 鍵盤」と呼んでいたのです。
この日の演奏後、指揮者、コンサートマスターとハグをした後握手をした彼。こっそりコンサートマスターが彼と握手した手を自分のズボンで拭いているのを私は見逃しませんでした
その話を聞きにこられなかったボスにすると、爆笑。
そんな彼、いつも謙虚で好青年。いつか有名になる日が来るのを楽しみにしています。

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2009年4月17日 (金)

確定申告

さて、この時期カナディアンたちは皆、確定申告の手続きに追われているよう。
というのも日本と違って会社勤めのサラリーマンでも、ほとんどの人は個人的に手続きそしなければいけないそう。会社が手続きを代行してはくれないのです。日系の企業は税理士を雇って日本人従業員の手続きをまとめてやっているところもあるようですが、個人事業主の私はもちろん自分でやらなければなりません。
前年度の1月〜12月分の収入を翌年の4月末までに申告しますが、手続きは今回が初めて。個人でやってみようと方法を調べてみましたが、英語でシステムを理解するのはなかなか難しく…結局プロにお願いすることにしました。

通常申請に必要な書類は
●源泉徴収票(T-4スリップ)…2月末までに勤務先より発行される
●2008年度の家賃の領収書(但し2008年12月31日にオンタリオ州に在住の人のみ)
●学校からのT2202スリップ(授業料)
●メトロパス
●医療費レシート
●ドネーションレシート
●その他の収入証明(投資利息等)T5スリップ
●配偶者の名前、SIN番号、2008年Tax Returnで申告したNET INCOME

と、こんな感じ。個人事業主の私には”勤務先”がないので、源泉徴収の代わりに期間内の収入の総計が必要になります。提出義務はないそうですが、不明な点があった場合はお客様やボスへの請求書の控えを見せるよう要求されることもあるとのこと。
必要な書類を持って、昨日手続きをお願いする会社まで行ってきました。
出来上がった書類を政府に送って手続き完了、なのでまだ完全に終わったわけではありませんが、とりあえず一段落。

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ほっとしたところで、帰りに前からチェックしていたベーカリーでお茶。ホワイトチョコレートのチーズケーキ、最近読んでいる本と共に至福の一時です。…産まれてきたらこんな時間持つのはしばらく難しいんだろうな。。。

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2009年2月19日 (木)

お仕事

2〜3週間前に風邪で寝込んでからというもの、外での仕事を控えている状況。そんな私にボスが在宅でできる仕事を持ってきてくれました。


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このピアノは40年ほど前にアフリカで購入されたヤマハのG1というグランドピアノなのですが、その後ヨーローッパを始め各地を転々と移動し、トロントにやってきたピアノだそう。
ボス曰く持ち主は老婦人だそうなのですが、今は亡き旦那様から結婚して初めてもらったプレゼントなのだとか。ロマンティックなお話です現在はその御婦人、少し記憶がゆっくりになられているのだそうですが、ピアノを弾くのが唯一の楽しみとのこと。しばらく調律をされていなかったので、ヴァケーションで家を留守にしている間に直して欲しいとのご依頼です。
本体の方はボスが仕上げ、在宅でもできるアクション関連のことを私がやることに。
実にこのピアノ、アクションが我が家に運ばれてきた時にはクモの巣が張り、今まで手を入れられた形跡が見当たりません。ボス曰く音もすご〜く下がっているとのこと。


これ、こちらにきてからよく見かける光景。
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鍵盤の上に調律の記録を書いてしまうのです 
というのも、日本でよく見かける「調律の記録カード」(ピアノの内部にあって調律時にした作業を毎回記入し、調律師が変わってもその内容がわかるように記録していくカルテのようなもの)が、こちらのピアノにはまずないのです。
ヤマハ発行の2〜30年前の「調律の記録カード」にはその存在意義として「各調律師が行った作業を記録していくことにより、後々までその責任の所在を明らかにして…云々」との表記があり、私はその言葉にプレッシャーを感じさせられたものでしたが。。。お客様にとっても調律師にとっても貴重な情報源となるカードがなぜこちらにないのかは良く分かりません。
だいたい最低音か最高音部の鍵盤の木の部分に書いてあることが多いのですが、右側の写真「S.GROWRIE」さんは、なぜに39番目の「シ」の鍵盤を選んだのかは不明ですその鍵盤が修理された形跡もなかったので…。
この記録を見る限り1983年9月22日が最後の調律のよう。定かではありませんが。。。

家で作業をするものの、8ヶ月に入り大きくなってきたお腹はなかなかの曲者。調整をする時に前屈みの姿勢になるとお腹が作業台やアクション本体に当たってしまい思うようにできない。。。しかも腰が異様に疲れる 今まで意識していなかったけれど、作業には意外に腹筋や背筋を使っていたようで、この体になってみて初めてそれに気づきました。集中力には自信があったのに、体に負担をかけないよう1時間やっては休憩、腰が痛くなったら作業が乗ってきても休憩、とゆっくりゆっくりぺース。それでもやっぱりピアノに触っていられるのは幸せで、またこんな仕事がきたらいいな…と思っているところです。
このピアノの持ち主さんに喜んでもらえれば良いのだけれど。。。

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2009年1月 5日 (月)

仕事復帰

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6ヶ月も半ば、つわりも治まったので年末から仕事復帰しました。実に3ヵ月半ぶりの仕事は音楽教室の調律。久々にボスと共に朝の恒例、仕事前のTimhortonsのドーナツとコーヒーを頂き、懐かしくも新鮮な気分です。ボスの配慮により早朝は避け、朝10時のスタート。そして初日は1台だけ、大丈夫なようなら徐々に増やすという無理のないペースにしてもらいました。
久々の調律は新鮮で本当に楽しく、改めてこの仕事に就けて良かったと実感。
…ですが、やはり3ヶ月半の引きこもり生活は私の体を弱らせていたようで、体が痛い!そして異様な眠さに襲われ、お昼過ぎに帰宅後、ソファーで気づかぬうちに眠ってしまっていました。こちらに来てから一日4~5台は当たり前だったのに、1台でこんなに疲れてしまうとは 16台あるピアノを4日間かけてボスと調律しましたが、ピアノによっては外装が重く、お腹が邪魔で一人では外せないものもあり、なかなか思ったよりも困難 自分ができると判断しても、お腹に負担がかかっているかもしれないと思うとどうしても保守的になってしまい、思うように動けなくてジレンマ…でもきっと今は大人しくしているように、とのことなのでしょうね。産まれてきたら忙しくてそれどころじゃなくなると思うので、できるうちは無理のないペースで続けようと思います。
最近よく動くお腹の赤ちゃん、なぜか調律中「ファ」の音に妙に反応していました。好きなのか嫌いなのか…?
そう言えば、赤ちゃんの産声は真ん中の「ラ=440Hz」の音と同じ高さなんだそうです。自分のお産でぜひ実証してみたいものですが、そんな余裕あるかな?

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2008年11月14日 (金)

名刺

日本では会社勤めをしていたので、自分で名刺を作ったことがなかった私。昨年9月末にこちらに来て以来名刺の必要性を感じながらも、どこで作ったらよいかもわからず延ばし延ばしにしていました。
が、これではいけないと一念発起。先日ようやく完成しました。
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お願いしたのは「Winged Wheel」という東京、大阪に店舗を構える紙製品企画販売の会社(詳しくはコチラ )。せっかく作るなら気に入ったものを、と思いネットでいろいろ調べた結果「活版印刷」に興味を持ち、デザインの優れたこちらへお願いすることにしたのでした。名刺を作るにあたって考えた条件は、日本の方、カナディアン双方に渡す機会があるので日本語、英語併記すること、日本人らしさを表現すべく和紙を使うこと、調律師なのでピアノに関係があるということが一目で分かること、でした。
Winged Wheelでは紙の種類、印刷法、印刷色が細かく選べます。私が選んだのは耳つき和紙に、印刷色は大好きな緑色。ワンポイントで入れてもらったピアノの鍵盤模様は、これも予め用意されたマークの中から選んだものですが、会社のロゴや自分の好きなマークもオプションで入れてもらうことも可能です。和紙に厚みがあるので活版印刷特有のでこぼこが感じられて、個人的には大満足
…ですが、できてきたのが妊娠発覚後。つわりが始まって以来仕事を完全休業しているので、この名刺、未だ使う機会がないのです
つわりが落ち着いたら徐々に仕事再開を予定しているので、早くお客様の反応を見てみたいのですが、このシンプルさ、カナディアンにも通じるかな??

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2008年9月16日 (火)

Stephan Moccio

チャイナタウンの後はコンサートへ。たまたま知り合いにチケットをもらって行ったコンサートでしたが、これが久々のヒット。

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彼の名前は「Stephan Moccio」詳しくはコチラ→http://www.stephanmoccio.com/ 。The University of Western Ontario (以前調律の研修で行った大学です)で音楽を学んだ彼は
セリーヌ・ディオンやサラ・ブライトマンに曲を提供している作曲家ですが、この日は彼自身のパフォーマンス。数曲友達のチェリストと共に演奏をしましたが、基本はピアノソロ。1曲1曲が短く、それぞれの曲に作曲のきっかけとなったエピソードを彼自身の軽快なトークで解説しながらのコンサート。曲の中には「テレビの中のセクシーなモデルに見つめられているうちにメロディーが浮かんできてできた曲」や、「アンドレ・ギャニオンにヒントを得た曲」などもありました。奇をてらったところがなく、自然な曲調で、しかも1曲が短い!小品好きの私にはもってこいです。コンサートの後はCDと楽譜も買い少しだけお話しましたが、近いうちに日本でもコンサートをするそう。場所は定かではないようですが、機会があったらぜひ一度行かれて見てください。お勧めです。

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2008年8月28日 (木)

リベンジ!!

新しく私の工具鞄に加わったのがこれ。

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そう、「Thrmometer(温度計)」です。前回これを買いに行ったときに誓ったリベンジ。詳しくはコチラ→http://mina-440hz.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_36df.html
今回の「”TH”rmometerありますか?」は一発で通じました でもどうやら問題は”TH”ではなくアクセントの方だったよう…。まあどちらしにてもリベンジを果たし、気分も良し
自分へのご褒美に再びクレープ屋さんへ。

…でも結局本当に欲しかった温湿度計は相変わらず品切れ。で、仕方なく「セクシーお姉さん」が体を張って気温を教えてくれるこれを購入。未だビキニ姿のお姉さんしか見たことがないのですが、寒くなるとどんどん重ね着していくそう。最終的にはマフラーとコートまで着用するそうです。

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